共働きの子育て、ワンオペ育児がつらすぎる! 乗り切る方法はないの?
奥様は、朝から朝食の準備と子供の準備、それから仕事。
帰宅時も子供を迎えに行き子供を連れての買い物。
夕食の準備と日常の家事と子供の入浴と寝かしつけ、一息付くとすでに深夜。
忙しいからと、ご主人が育児を手伝ってくれないのは家だけ?
もしかしてこんなに辛いの私だけなの?
人に聞けない仕事と子育てと家庭の両立、大変ですよね。
何とかする方法はないのでしょうか。
「もう無理!」共働きの育児がきつい本当の理由
育児だけ、家事だけ、で考えると、作業自体は難しいことではないのに、なぜ疲れてしまうのでしょうか。いくつか挙げてみましょう。
仕事や家事とは異なるストレスがある
仕事や家事とは違い、子育ては思い通りに進みませんよね。
子供が昨日着た現在洗濯中の洋服を今日も着たいと大泣きされたり、おむつを替えるのに急に泣いて嫌がったり、晴れの日に長靴を履いて行きたいとぐずってなかなか靴を履いてくれず最後は登園を渋り始めたり、と、会社では会話を通じて意思疎通が図れますが、子供にはなかなか通じません。
忍耐強く言い聞かせればいいのは頭では分かっているのですが、会社に遅刻するかもと気が焦りつい怒りがちになってしまう事もあるでしょう。
疲れや、きつさからカッとしてつい怒ってしまったと、後で後悔して思い詰める人もいるのではないでしょうか。
仕事は定時で終わりですが、子育てに定時はありませんものね。
自分の思うように時間が使えない
専業主婦のママや、子どものいない共働き世帯と比べると格段に自分の時間が取れない人も多いのではないでしょうか。
パートや時短ではなくフルタイムだとさらに辛いですよね。
1日の大半を子供の状況に合わせ進める必要があります。
子供がいない時は、状況に合わせて動いたり、ご主人の帰宅時間に合わせて食事を作ったりなどしつつも、他の家事は自分のタイミングなど好きな時間に対応が可能だったのではないでしょうか。
子供の寝かしつけが難しい
未就園児の頃は「寝るかな?寝るかな?やっぱり起きたー」を繰り返し、ベッドや寝床に寝かせるとセンサーが点いているか如く、すぐに泣きだし慌てて抱き上げ抱っこしたまま自分も疲れ果てて寝てしまう、なんて事もあるのではないでしょうか。
赤ちゃんは大人のように、上手く寝る事ができず、夜泣きなどで困らせる事も多々あるのです。
ご主人が原因の場合も多くそれがご主人へのストレスとなる
ご主人が寝れない辛さや子育ての大変さを理解してくれず、ランチや会社の人と美味しいものを食べたという話を聞くと、頭では分かってはいるのだけど、とても羨ましく思ってしまいます。
なぜ私ばかりが美容室も行けず寝る事も出来ずに大変な思いをしてしまうんだろう、と思っていませんか。
でも、実際子供を「見といて」と頼んでも本当にみているだけで、いざ泣いたりオムツ交換の時は「ママーオムツ変えてあげて」と逃げる。
そのくせ人前ではいつもやっていますという感じで「荷物運んでおくよ」と育児アピールをするご主人をみるとイラッとしてしまい、結果的に夫婦二人の子供という意識がご主人には足りないのではないかと思ってしまいますよね。
共働きが家庭に与える悪影響や問題とは
子育てのあらゆることに罪悪感
ママ友やご近所さんの子育てなどの話を聞き、自分の場合と比べてみては
「自分には子育てに向いてないんだ」
と無力さを感じたり、「子どもの世話は親の義務」自暴自棄になったり、何かあると辛いと思ってしまうことに罪悪感を覚えていませんか。
夫婦仲が悪くなる、子供・夫にイライラする
ご主人にお願いや約束したことに対し、何もしてくれない、したつもりになっているご主人にイライラして、自分の感情をコントロールできず、喧嘩や揉め事が多くなってしまい、結果、育児が原因で離婚につながってしまう事もあります。
子どもに対しても、自分の子供の頃の経験から「ガミガミ怒る親にはなりたくない」と思っていたはずなのに、子どものする事やした事に対し、今ではガミガミ毎日怒ったりしていませんか。
子どもの性格にも影響を与える?
子どもの性格に影響を与える事は、仕事と子育ての両立からの一番の問題は忙しいゆえに、子供を放置しがちになる事です。
忙しいからと放置して、子どもからの愛情不足を訴えているサインを見逃さないようにする必要があります。
だからと言って、共働きが悪い影響をあたえるばかりではなく、共働きによって、子どもの独立心が育つきっかけになる事もあります。
一概に専業だからダメ、共働きだからダメで悪い方ばかりに影響があると言う事ではなく、いい方にも影響する事も勿論あるのです。
うつ・ノイローゼ
朝は子供とご主人の支度をしてそれから出勤、帰宅後は全部済ませてから夜遅くに就寝。
ご主人は「遊びに行ってくる」で済みますが、奥さんが「遊びに行ってくる」では済みません。
まずご主人にお伺いを立て、その間の子供の面倒を見てくれるか、見てくれないなら誰に頼むのか、その間の食事の支度はどうするのか、など色々と事前準備することが多いですね。
子どもも、すんなりお風呂に入らなかったり、いつもなら好きなハンバーグも何かが気に入らないからと怒って泣かれたり。
朝から晩まで子どもと家事をしながら仕事の両立は、頑張りすぎて「全て私ばかり」な思考になりがちです。
色々な事が起こり結果「限界」となると過食やうつ病に繋がりやすいのではないでしょうか。
共働きのワンオペ育児や家事は育児ノイローゼで精神のバランスを崩してしまい、子を殺めてしまう事件も発生しています。
ワンオペ育児の乗り切り方と注意点
ワンオペ育児における乗り切り方や注意点などはどんな事でしょうか。
絶対に気持ちにふたをしない
自分の育児や家事に関する悩みを封印したり、悩んでしまい「自分はわがままだ」と思いを無かった事にしてしまう人がいます。
育児するうえで溜まるストレスを、後ろめたく思ってはいけません。
心の底に押し込めた思いを誰かに伝えることが重要です。
仲の良いママ友や誰か話を聞いてもらえる人を選んで聞いてもらうなどして、自分の気持ちを吐き出す場所を作るといいかも。
ただし、話を聞いてもらう人は誰でもいい訳じゃありません。
ちゃんと人を選びましょう。
1日30分、「自分時間」をつくる
一人でいる時間作れていますか?
少しでも自分だけの時間があると、今感じているストレスの度合いはかなり減ります。
例えば、朝6時半に起きているのを6時に起きて30分好きな事をする時間を作ったり、洗濯機を回して干すまでの間、つまり家事と家事の間の隙間時間を活用してみるのもいいかも。
平日に時間を貰う事が難しい、時間が取れない場合は、土日に数時間、タイムスケジュールを見直して自分時間をつくってみるのはいかがでしょうか。
でも、その前にご主人に自分の辛さをちゃんと伝えて相談する事もとても大事です。
息抜きと手抜きをする
「全て自分がしないと・・・」は禁句です、使えるものは全部使いましょう。
自治体で子育て支援などおこなっているのを利用したり、無料で体験できる施設など調べてみると意外とあるものです。
「子育てはこうでなければならない」という思い込みはやめ、家事と同じく効率化も行うのです。
ネットスーパーを使い買い物に行く時間を減らし、自動寝かしつけ商品やオムツを捨てる際の消臭効果など機能が充実したおむつ専用ゴミ箱などを購入したり、動画サイトには「赤ちゃんが泣き止む動画」「赤ちゃんが寝る音楽」「夜泣き対策」など、検索すれば色々とでてきますので試してみるのも手です。
まとめ
共働きのワンオペ育児はとても大変です。
手抜きできるところは手を抜いて、使えるものは使い時短テクニックを取り入れましょう。
自治体や地域の育児サポートなどを利用するのも良いと思います。
思い詰めたりせず人に話たり、自分の時間をつくり息抜きをしたり、洗濯、料理、掃除と日常の家事で、大きな力となってくれるのは家族の協力が大きいです。
家族としっかりと話す時間を作ってみるのは如何でしょうか。