イクメンという言葉はなぜ嫌われる?意味がわからない理由

家庭問題

「イクメン」に対する様々な見解|嫌われる?意味ある?

イクメンは本当に家事や育児に貢献しているのか、それともただの流行語に過ぎないのか…。

育児は当然のことだからこそ意味がわからない

本来子育てとは喜びと苦労が混ざり合う経験です。夫婦で協力してこの課題に取り組むことが重要です。しかし、多くの女性が感じているのは、子育てが当然の責任と考えられがちなことです。

例えば、夫が子供と遊んだり、料理を手伝ったりすると、周りから「イクメン!すごいね!」と過度に賞賛されることがあります。しかし、家事や育児は日々の当たり前の労働なのに、わずかな手伝いでも大きく評価されるのは不公平だと感じられます。

また、「育児をする男性は格好良い」といった軽い評価にも違和感があります。夫自身が育児を自分の重要な役割として真剣に捉えていないと感じられるからです。

このように、子育ての責任が女性に偏っていると感じる女性は少なくありません。

「イクメン」の言葉は価値観の変化に貢献した?

「イクメン」という言葉は、育児に積極的に関わる男性を指して広く使われるようになりました。これは、男性も育児に参加することが当然のことだという認識を広めることに役割があったと考えられています。

この言葉が普及したことで、「男性も親なのだから育児をするのは当然のこと」、「わざわざ”イクメン”と言う必要はない」といった考え方が広まりました。つまり、育児が「当たり前のこと」として、男性側に意識を向上させることができたと評価する声もあります。

もちろん、まだ完全に実現したわけではありません。しかし、夫婦が平等に育児を分担できる社会を目指す上で、「イクメン」という言葉は重要な第一歩として捉えられています。そのため、この言葉の登場を前向きに評価する女性もいるのです。

イクメンの言葉に重荷に感じる男性もいる

仕事に追われる夫にとって、「イクメン」という言葉は重荷に感じられることがあります。仕事に対する強い責任感がある中で、家庭での役割が増えることに、戸惑いや不満を感じることがあるのです。

「イクメン」という言葉に、仕事と家庭の板挟みを感じ、両立への疲れを感じてしまうこともあります。家庭でも積極的に役割を果たしたいという気持ちを持ちながらも、仕事に対する責任感も強く、両立を試みようとしても、結果的に「両立疲れ」を感じてしまうことがあります。そして、この本音を妻には言えずに、心の中に秘めて抱え込んでいる場合もあるのです。

自称イクメンがやりがちなこと

「育児に参加する」と声高に叫ぶ自称イクメン。実際にどれだけのサポートを提供しているのか、疑問を感じる主婦の方も多いはず。

自称イクメンが行いがちな行動をいくつか挙げてみました。

SNSでイクメンぶりをアピール

多くの男性が育児に積極的に参加するようになってきていますが、中には自身の育児参加を周囲に強調し過ぎる傾向がある人もいます。例えば、SNSで子どもと過ごす写真を頻繁に投稿し、「イクメンパパ」や「育児も楽しんでます!」などとキャプションを付けて自己アピールを行うケースがあります。こうした行動には、自分の育児参加を周囲に示し、承認を得たいという心理が働いていることが多いようです。

しかし、多くの女性にとって「育児は当たり前の責任である」という意識が強く、男性の育児参加は当然のことと考えられています。そのため、過度な自己アピールは逆効果となり、かえって女性の不快感を招いてしまうことがあります。

男性の育児参加は評価されるべきことですが、それを過度に強調したり、自己顕示的な行動をとったりするのは避けるべきでしょう。育児は家族全員で協力して行うものであり、お互いの役割を尊重し合うことが大切だと言えます。

人の目があるときだけ子供の面倒をみる

自分の育児参加を義両親に見せつけようとする行動は、しばしば見られます。例えば、義両親が訪問した際に「今日は僕が子供を抱っこする番だよ」と言って積極的に関わったり、育児に対する自分の努力を強調するなどの行動が典型的です。このような行動は、義両親に良い印象を与え、「優良な夫や父親」だと思わせたいという意図があるのが一般的です。

しかし、プライベートでは、そこまで育児に積極的ではないことがあり、妻からは不自然に感じられることもあるのが実情です。つまり、義両親の前では特別な態度を取るものの、日頃の育児への関与は必ずしも十分ではない、という状況が少なくないのが実態なのです。

一回しただけで「◯◯は毎回俺がしてる」と脳内変換

一度のささいな行動を、自分の役割だと錯覚し、周りにアピールすることがあります。例えば、おむつ交換を1回行ったにもかかわらず、「俺はおむつ担当」と言い張り、その後も毎回おむつ替えをしたかのように発言することがあります。実際には、数回しか行っていないのに、あたかも主要な担当者であるかのようにアピールする傾向があります。このような行動は、継続的な育児への取り組みではなく、「一度やったからもう自分がやっている」といった自己満足的な考えから生まれることが多いのです。

育児を「手伝ってあげる」と言いがち

「俺、今日は育児を手伝うよ」と言うと、育児に関わることが義務ではなく一時的な支援に過ぎないようにニュアンスに受け取られがちで、母親が育児の全責任を負っているという印象を強めます。

育児は夫婦の共同の責任であり、父親も積極的に参加することが重要です。「手伝う」や「協力する」といった表現は、育児が女性の仕事であり、男性はその負担を軽減するために「助ける立場」にあるという印象を与えかねません。これらの言葉の使用は、育児を両親の共同の責任として捉えていない姿勢を示すため、女性がイラッとする可能性があります。

むしろ、父親が「共に育てる」という意識を持つことが求められています。両親が育児に積極的に関わり、対等な立場で子育てに取り組むことが理想的です。このような意識の変化は、女性の負担を軽減し、家庭における男女の役割を平等にする上で重要な一歩となるでしょう。

子どものことを何も知らない

自称イクメンの中には、「子どもが大事」と言いながら、実際に子どもの好みや興味を十分に把握していないケースがあります。

育児に関心を持っているものの、子どもとの日々のコミュニケーションが不足しているため、子どもが好きな食べ物や遊びを理解していないことがあります。

さらに、子どもが苦手なことや不安に思っていることについても、ほとんど知らないままで、ただ「一緒にいるだけ」で「大事にしている」と考えてしまっているケースがあります。

また、子どもの社会生活や人間関係にも無関心で、子どもを大事にしていると言いながら、実際にはその実態を理解していない状態が続いていることがあります。

これらは、育児に「参加しているつもり」であっても、子どもとの細かい関わりが欠けていることを示しています。

子どもをダシにして若い女の子の気を引こうとしている

子どもを利用して他人の注目を集めようとする父親もいます。
例えば、待ち合わせ場所で子どもと不自然に遊び、「優しいパパ」を演じたりと、目立とうとする行動がみられます。また、若い女性がいると、普段は無関心だった子どもに急に話しかけるなど、自己満足的な行動を取ることがあります。このように、子どもは単なる「演出の小道具」としてしか扱われていないのが実情です。父親としての責任を果たすことが何より大切で、子どもの健やかな成長を第一に考えるべきでしょう。

まとめ

イクメンという言葉が嫌われる理由は、その意味や使われ方に対する誤解や不満が背景にあります。特に、男女の役割分担や育児に対する意識の違いが、イクメンという言葉に対する抵抗感を生んでいることが多いです。育児は本来、父親と母親が共に担うべきものであり、特別な称賛を受けるべきではないという考え方が広がっています。今後は、イクメンという言葉に依存するのではなく、育児をするすべての親を尊重し、協力し合う文化を育んでいくことが重要です。

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