共働きの家事分担|妻ばかりでおかしい!疲れやストレスを解説

家庭問題

共働き家庭において、家事の負担が妻に偏りがちな状況は、多くの家庭で共通しているのではないかと感じます。

最初は夫婦で合意した内容でも、時間が経つにつれて、夫は家事に関与することが少なくなり、手伝うだけで終わってしまうことがあるのではないでしょうか。

「疲れた・・・」家事分担でイライラする理由

共働きならではの苦労や辛さがある

普段、共働きの方々は目に留まった汚れ以外の掃除を週末に先延ばしにしがちです。

その結果、知らぬ間に休日は溜まった家事を片付けるだけで終わり、疲れが抜けきらないまま新たな週を迎える方々が多いのではないでしょうか。

相手のほうが楽そうに見える

例えば、言えばゴミ出しなどの手伝いをしてくれるし、洗濯も手伝ってくれるご主人なのに

「洗剤ないんだけど」

何気ない一言ですが奥さんからすると

「洗剤はいつもの所にストックしてあるから詰め替えて使ってほしいんだけど」

とは思うけれど言わずに準備していると

「洗剤ぐらいすぐ使えるように出しといてよ」

なんて言われるとストレスを覚えてしまいますね。

料理の負担が大きすぎる

夫の帰宅時間が毎日異なることから、朝食の準備と夕食の提供に柔軟性が求められます。
早めに起きて朝食の用意をし、夫の帰宅時刻に合わせて夕食を調理することは、通常の調理よりも手間がかかるかもしれません。日々の生活リズムに合わせた調理は、通常の料理よりも負担が大きく感じられるかもしれません。

夫の家事能力の低さ

ゴミを出してほしいとお願いすると、奥さんが事前に家中のゴミを集めておいたものを、収集所に持っていくだけです。

燃えないゴミやペットボトルなど、他にもさまざまなゴミが存在しますが、それがいつ出せるのかさえ知りません。

掃除機をかけてほしいと頼むと、目に見える部分だけを掃除し、ソファの下など隠れた場所を退けて掃除機をかけることはありません。

こうした小さなことが積み重なると、なんとも言えないモヤモヤが生じてしまいますね。

お互いの理解不足

毎日シーツを交換し、洗濯を欠かさなかった家庭で育った方と、週末にまとめて洗濯を行っていた家庭で育った方がいます。

つまり、清潔さに対する基準や家庭の価値観はそれぞれ異なるにもかかわらず、自身の基準だけを押し付けてくるご主人がいらっしゃいます。

ねぎらい、感謝の気持ちを伝えない

まず、相手からやってもらって当然のような態度を示されると、どうしても苛立ちが増してしまうものです。

しかし、自分の一方的な考えにづ基いて、相手に対して「私がやっているのだから、感謝されるのが当然だ」といった押し付けをしてしまわないように注意が必要です。

夫が家事をしない理由

では、なぜこんな事が起こるのでしょうか。

自分が養っているんだからという気持ちが強い

収入に関しては、夫が多く稼いでいるため、自身が養っているという意識が、いつの間にか態度などからにじみ出るのではないでしょうか。

男は家では、自分の休息を確保する事しか考えていない

男性は、仕事においてはしっかりと役割を果たし、帰宅後には疲労を癒すための休息やリフレッシュを重視する傾向があります。

一方で、女性は仕事の合間にも、献立の計画や洗濯、掃除といった日常生活のスケジュールに気を配っています。

このような違いから、女性は男性の行動や態度に対して敏感になることがあるのかもしれません。

「家事なんて女がやって当然」という意識

家庭環境から「家事は女が行うのが当然」という意識を持っている人が多いのも理由の一つなのかもしれません。

共働きの家事分担で大切な考え方

なぜ夫が家事に手を出さないのか、そしてどうすればスムーズに分担を進められるのでしょうか。

共に働くパートナーとして、家事を分担することで得られるメリットや、負担を軽減する事はできるのでしょうか。

「自分がやった方が早い」と考えるのは良くない

良好な家庭環境を維持したいがために、良い妻の役割を演じているのではありませんか?

まず最初に、「自分がやった方が早く済む」との考え方を捨てることが重要です。

確かに、自分が行うことで結果が早まる場合もあるかもしれませんが、それによってご主人がますます手を出さなくなってしまう恐れがあります。

無理にお願いするのを控えたり、自ら頑張ることをやめるという選択肢も検討してみてください。

もし何か言われた場合には、「次回は頑張るね」と軽く受け流してしまうのも一つの方法です。

家事はどっちかが大変なの?

「どちらが大変か」という議論よりも、「どのようにすれば円滑に進められるか」という視点が重要です。共に取り組むことを大切にし、相手の協力があった際には、感謝の気持ちをしっかりと伝えることも大切ですね。

家庭に一般論を当てはめてはいけない

家庭の形や家庭に対する考え方は、一人一人異なるものであります。そのため、家庭に対して一般的な見解を適用しようとすることが、最も納得しがたい考え方になってしまうことが多いのです。

 

家事分担のストレスを減らすための7つの方法

では、どうすればご主人が主体的に家事をしてくれるのか考えてみましょう。

夫が家事参加をしている場合

家事の分担を交互に行い、普段とは異なる役割を試みることをお勧めします。
例えば、夫が風呂掃除を担当し、妻がトイレ掃除を行っている場合、今週はその役割を入れ替えてみると良いでしょう。

トイレ掃除も、トイレットペーパーの補充やそのトイレットペーパーの残りからいつ買い足せばいいのかまで、普段言わなくてもやっている小さな事でも、違う事をする事で妻の苦労を夫に理解してもらえるかもしれません。
また、平日と週末で家事を分けてみるのも一つの方法です。

夫が家事を手伝わない場合

一番大変な食事を、食べる物が偏らなければ良いと割り切ってみるのも手です。

全て手作りする必要はなく、帰宅する途中に寄るスーパーで惣菜を購入したりして肩の力を抜いて平日を過ごし、土日にご主人と一緒に常備菜を作る事で作る大変さを知ってもらうのもお勧めです。

妻は「当然」・夫は「協力」の意識を変える

妻としては「当然」夫としては「協力」の意識を少し変えていきましょう。

家事はあくまでも「分担」であって、夫が少しの手伝いで「協力」している訳ではないので家庭にとって必要な家事を「分担」し合う意識に変えてみて、夫に「お願いする」という考え方から脱却しましょう。

コミュニケーションと思いやり

ストレスを抱えている夫婦においては、「会話が不足することによる誤解」が非常に多く見受けられます。

時間をかけることは必要ですが、妻の優しさを実践しつつ、夫に対して思いやりのあるアプローチで変化を促すことが大切です。

また、もし夫が苦戦している様子があれば、言葉遣いに細心の注意を払いながら、さりげなく方法を伝えることが求められます。

「お願いできないかな」とか「もししてもらえたら、とても助かるんだけど」といったやんわりとした表現で伝えることが効果的です。

そもそもの家事の効率化について考えましょう

お互いの清潔感に対する基準を調整することで、以下のような工夫が可能になるでしょう。

毎日行っていた洗濯を、2日から3日に1回に減らすことができたり、週に1回行っていた掃除を、2週間に1回に変更することも考えられます。

また、全てを毎日完璧に行うのではなく、作業の間隔や実施する場所を決めることも一つの方法です。

苦手な家事に対してはいかに対処するかを考え、効率的に進めるためには、お互いの意見を取り入れることが大切ではないでしょうか。

外注・良い家電を買う

どうしても掃除が苦手なら外注として頼んだり、洗濯が苦手なら乾燥機付きの洗濯機にしたり、皿洗いが苦手なら食洗器を購入したりと、外注や機能がついている良い家電を思い切って購入して少しでも楽になるように考えたり話し合ってみるのはいかがでしょうか。

共働きの家庭で、家事の負担について一度話し合ってみるのはいかがでしょうか。

何気ない小さな負担の積み重ねからの不満を爆発させてしまうのではなく、出来る事と出来ない事を決め、毎日する事から週に数回へと回数を減らし、効率化を考え、外注や機能付きの家電の購入など、自分も変わってみてはいかがでしょうか。

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