夫婦生活に問題があり冷却期間として別居する事がありますが、別居すると妻側の心理はどう変わっていくのでしょうか。
別居する事を目的とする妻、別居はあくまでも離婚するための準備、別居できてよかった、別居するべきじゃなかった、別居はあくまでも冷静さを取り戻すための時間など色々な考えの方もいらっしゃると思います。
心境の変化など考えていきたいと思います。
別居前の妻の心理とは
別居に至るまでに何かしらの理由があったと思います。実際別居するに至るまでの妻の心理など考えてみたいと思います。
今の状況より良くなることを確信している
例えば、身体的暴力であるDVや精神的暴力であるモラハラを受けていた人が別居した場合、それまでは「もうこんな状況は耐えられない」と思うほど環境が劣悪だった為、別居で今より悪くなるとは思えません。
別居する事で今までより格段に良くなることを確信できているからこそ別居する事を選ぶのではないでしょうか。
金銭面や生活面、将来の心配
別居するにあたり、もし離婚となった場合の金銭面や生活面の心配をされる方もいるでしょう。
キャリアもなく高年齢の場合は、別居するとなった時に自分の収入で生活ができるかという不安がある方もいると思います。
子供がいない場合ですと、一人で老後を迎えるかもしれないという不安がありますね。
お子さんがいる場合、シンママとして仕事と子育てのバランスや、子連れ再婚の悩みなど色々と金銭面・生活面・将来の心配はつきませんね。
お互いが冷静になれる期間を設けたい
逃げる為の別居というよりは、気持ち・関係を立て直すための別居のつもりの方もいるでしょう。
例えばこれといった大きな原因は無いけれど、日々の小さな事の積み重ねが原因で険悪なムードになっている夫婦の場合が多いです。
自分の気持ちが分からず、ただ未練もあるから、あえて離れてみる事で分かることもある気がするといいう気持ちから別居を選ぶ方もいるのではないでしょうか。
別居したら離婚を進めやすくなる・相手にプレッシャーを与えられる
元々離婚する方向で心が決まっているので特に何の感慨もなく、別居を「離婚するまでの準備期間」と考えている方もいると思います。
離婚の為の弁護士費用や、子供・将来の事など今後の事を見据えて動くための別居だと割り切っている方もいるのではないでしょうか。
別居中の気持ちの変化とは?|後悔と安堵のタイミング
別居中に後悔したり、安堵感につつまれたりなど色々と気持ちの変化は起こっているのでしょうか。
別居してわかった|辛さ・寂しさ・後悔
頭に血が上った状態で別居となり、最初は開放感からの満足度で満たされています。しかし、だんだんと寂しくなるケースがあります。
離れたことで相手がいる事の幸せに気づき、自分のしてきた事の後悔から復縁したいと思いますが、もう後戻りできないのでは、と不安に感じます。
ただし、元々離婚が前提の別居の場合は、上記のように感じることは稀です。
夫以外が原因で、急に寂しくなり後悔
ふと外出している時に幸せそうな家族を見た時に、自分の現状や過去と比較してしまい急に寂しくなる場合もありそうです。
働いている時はそうでもないですが、休日に家に一人でいる時に孤独を感じる場合もあります。
子供がいる場合は、授業参観や行事の時に周りと比べてしまい、子供に寂しい思いをさせているという罪悪感を持つ事もあるかもしれません。
別居してよかった!|開放感と安堵感に包まれる
1人になれて、夫の疲労やイライラをぶつけられる事もなく、別居をした事で喧嘩が減り、開放感を感じるようになりようやく落ち着く事ができた方もいるでしょう。
夫から解放され、自分の楽しみを見つけて喜びで溢れている方もいるかもしれません。
1人になり趣味や友人や旅行など色々と予定を詰めて「寂しい」と感じる暇がないほど忙しいと感じる方もいます。
元々一人の時間を上手く活用できて、それほど旦那に依存しない生き方をしている人は開放感を感じやすくようやく一人の時間を作れたという安堵感に包まれているかもしれませんね。
別居中に変化があれば復縁できる?お互いすべきこと
別居を離婚への準備だと考えている方もいますが、夫婦の為の冷却期間だと捉えている方もいらっしゃると思います。
もし期間中に何かしらの変化があればその冷却期間は短くなると思います。
では、どのようにお互いすべきことがあるのか、変化とはどんな事なのか考えてみましょう。
どうして別居になったのか、原因を考え改善する
別居期間は冷静に物事を考えられる期間でもあります、まずはもう一度冷静になって考えてみるのはどうでしょう。
まず原因を考える時、相手がどう悩んでいたのかも考え、相手の不安や悩みを理解してみましょう。
相手の事も分かれば、自分の悪いところも分かるとおもいます、悪いところは直す努力をしてみましょう。
連絡が取れているのであれば、努力している事を伝えてみるのも良いのではないでしょうか。
別居し始めの頃は連絡を避け、徐々に連絡の頻度を増やす
別居を始めた頃はしつこい連絡を避けましょう、なぜ別居するに至ったのかを考えると、お互いに悪影響を与えうるかもしれませんし暫くは連絡をしない方がいいです。
連絡をするにしても相手に警戒心を与えないよう心がけ、必要最低限にしましょう。
暫くして、お互いの連絡の頻度が増えてきてから、食事に誘ったりして実際に会って話をするのもありです。
自分が思っている事を素直に伝える
男性の傾向としては、見栄やプライドの高さから、自分から動けない、という人は多いです。
直接ではなく、メールなどで伝えるのもいいでしょう。
結婚生活を続けるメリットを伝えるのもいいですし、気持ちがあるなら直球で「戻って欲しい」と伝えるのもいいのではないでしょうか。
復縁したいという想いからの話し合いですし、喧嘩をするための話し合いではない事を踏まえて、相手の話を聞き理解する事を心がけましょう。
まとめ
別居するまでには、意見の相違だったり、DVやモラハラだったりと色々な理由が考えられると思います。
離婚を前提とした別居もありますし、お互いの冷却期間の為の別居かもしれません。
今までの生活がガラッと変わる事には違いないのですがその間に冷静になれたり、気持ちの変化が起こったりするかもしれません、自分を見つめ直すいい機会になるのではないでしょうか。