週末婚・別居婚はうまくいかない?メリット・デメリット・対策

家庭問題

別居婚は普段から別々に暮らしている事で、週末婚は、平日は別居して過ごし、週末はどちらかの家で過ごすことを意味します。

最近、週末婚や別居婚についてよく耳にしますが、実際にはどのような利点や欠点があるのでしょうか。

経験者が身近にいる場合は、アドバイスを聞くことができますが、そうでない場合は不安になるかもしれません。週末婚や別居婚について考える際の参考になれば幸いです。

別居婚・週末婚を始める理由とメリット

別居婚や週末婚を選択肢の一つと考える方はどのような理由で始めるのでしょうか。

その際のメリットを中心に考えてみましょう。

相手に振り回されず、自由でいられることに魅力

まず、別居婚の場合は、お互いの生活スタイルに合わせる必要がなく、独身時代と同じように自由に生活できます。相手に気を遣うことなく、口を出されることもありませんので、のびのびと過ごすことができます。

一緒に住んでしまうと、生活習慣の違いなどから余計な喧嘩が増える可能性もあります。

将来的には一緒に住むことを考えている方でも、いきなり一緒に住むことが難しい場合や、一人でいる時間が欲しいという方もいらっしゃいます。そのため、別居婚や週末婚を選びながら上手に調整していくという選択肢もあります。

キャリアを大切にできる

近年、女性たちは自分のキャリアを大切にすることを望むようになってきました。
例えば、別居婚を選ぶことで、週中は仕事に全力を注ぐことができ、家庭のことを考える必要もありません。その結果、女性たちは仕事を諦めることなくキャリアを築くことができます。

また、パートナーの仕事が転勤が多い場合や、結婚前に遠距離恋愛をしていても、キャリアを犠牲にする必要がなくなります。

休日には夫婦の時間を過ごし、仕事とプライベートをうまくバランスさせることができるのではないでしょうか。

いつでも新鮮な気持ちで向き合える

普段は別居しているため、パートナーとの再会はいつも新鮮な気持ちで迎えることができます。
結婚して一緒に住んでいると、日常のルーティンによってマンネリ化してしまいがちですが、たまに会うことでその予防策を講じることもできます。
適度な距離を保つことで、相手の嫌な面を見る事が減ったり喧嘩の可能性も少なくなるでしょう。

自立した関係を築ける

お互いがお互いに依存するような生活を避けるために、別居婚を選択することができます。

一人暮らしなので、料理や洗濯といった基本的な家事で自己管理ができますし、出産のときなどには夫も家事育児参加にスムーズに対応できる人もいるでしょう。

精神的にも、自分の足りない部分を相手に補ってもらおうとはせず、自分で自分を保つことができるのではないでしょうか。

別居婚・週末婚のデメリット

別居婚や週末婚は従来の結婚観にとらわれない柔軟な考え方という印象もありますが、実際にはデメリットもあります。

メリットだけではなくデメリットもしっかりと受け止めてから考える事も必要ではないでしょうか。

普段の相手の様子がわからない

普段の相手の様子を気に留めなくてすむ利点はありますが、同時にデメリットとも言えます。

相手の気持ちの変化に気づきにくく、浮気などもバレにくいため、浮気されてしまう可能性もあります。

距離が離れていることで、信頼関係が些細なことでも揺らいでしまう可能性があります。

2人の時間が少なくなる・結婚した実感が湧かない

二人で過ごせる時間が限られているというのは、メリットでありデメリットでもあります。

例えば、コミュニケーションが不足してしまい、お互いにすれ違ったり、愛情が冷めてしまう夫婦もいるかもしれません。

また、タイミングが上手く合わず、子供ができにくいといったデメリットも感じることがあります。その結果、結婚している実感が薄れてしまうこともあるのです。

お金がかかる

別居婚や週末婚ということは、二人分の生活費がかかります。住宅費・光熱費・食費や家具代など、すべて一人暮らしの倍になるのです。

さらに、遠距離の場合は、家を行き来するための高速代や新幹線などの交通費もかかることがあります。

また、財布を別々にすることも多く、浮気や高額な趣味にお金を使っていても相手には分からないというデメリットもあります。

結果的に、共働きで収入も多いはずなのに、貯金がたまらないケースもあるのです。

移動の時間がかかる

お互い住んでいる場所が離れていると、移動に時間がかかります。

身体的にも精神的にも時間が経つにつれ徐々に疲れてしまうケースもあり、そのストレスで仲が悪くなることも。

緊急(事故・病気・妊娠など)の時に駆けつけにくい点もあり、結果的に週末にすら、だんだん会わなくなってしまい破綻するケースもあるのです。

子供・出産時の負担

将来的に子供ができた場合に、週末婚を続けることが難しくなる可能性は高いです。

育児にかかる負担が女性に偏ってしまいがちで、子供が出来る前に働き方や結婚のあり方をどうするか話し合う必要があります。

別居婚・週末婚を上手く続けるためには・疲れた場合にはどうする

別居婚・週末婚を上手く続けるコツなどはあるのでしょうか。

憧れだけでは上手く続きませんし、どうすればいいのかいくつか考えてみましょう。

事前にしっかり話し合う

別居婚や週末婚を始める際には、なんとなくではなく、お互いによく話し合って決めることが大切です。

メリットだけでなく、デメリットも含めて考え、月に何回会うのか、子供の面倒はどうするのか、お金の管理はどうするのか、将来の計画はどうするのか、家事の分担はできるかなど、しっかりとルールを決めておきましょう。

ただし、ルールで決めたからといって、必ずしもその通りにならないこともあります。柔軟な対応も忘れずに心掛けてください。

別居婚や週末婚を始める前に、お互いが納得した上で進めるようにしましょう。

コミュニケーションをこまめに取る

会うのは週末だけでも、連絡は毎日しましょう。普段はLINEなどのSNSを使いメッセージを送りあい、3日に1回は電話やビデオ通話するなどして積極的にコミュニケーションをとりましょう。

積極的にコミュニケーションを取れないとドライになりがちです。

週末に会うことにばかり焦点を当てず、お互いに日常生活の小さなことにも関心を向けることが大切です。

用事がなくても定期的に連絡を取り合いましょう。

たまには有給休暇を利用して、平日に会うのも良いですね。

人によっては別居婚・週末婚は難しいと考える

子供を育てるには別居婚・週末婚は向いていない事は事実です。

「仕事がひと段落するまで」などある程度、期間を定めての別居婚が現実的です。

時間が経つにつれて、同じ家で生活したくなくなるケースも多いので、そうなるタイミングの前には別居婚を辞める事を計画しておくのも良いでしょう。

まとめ

別居婚はお互いの価値観を尊重しそれぞれの生活スタイルをするために別居して生活することで、どうしても生活スタイルが合わない、キャリアを大切にしたいなど同居が難しい場合もありますがお互いを尊重しあえば上手く行く方法のひとつです

最初から上手く行くはずがないと考える場合は難しいですが、メリットとデメリットを事前に話し合え、将来的に同居に向けて動いていくのか、子供はどうするのかなど常に話し合えることが出来る夫婦ならばうまく行くのではないでしょうか。

 

 

 

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