子連れ再婚はうまくいく?うまくいかない?子供の気持ちなど解説

家庭問題

離婚し子供を育てながら新しい出会いの先に再婚を考えている方もいるでしょう。

その場合、子連れでの再婚に対し心配する事が多いのも事実です。

子連れで再婚し後悔したケースやその時の子供の気持ち、子連れ再婚での成功の秘訣など挙げていきましょう。

シンブルマザーが再婚!後悔する6つの失敗例

子連れで再婚した場合、一番心配する事は子供と再婚相手の関係だと思います。上手くいく場合もありますが、失敗してしまう場合もあります。

どのような場合に失敗してしまうのか、いくつかの例を挙げてみましょう。

子供が父親に懐かない

再婚相手が子供を受け入れようとしても、子供がなかなか懐かない事があります。

3歳になる頃には物心がつき、子供の気質によってはすれ違いや摩擦が起きがちです。

警戒心が強かったり、考え方が消極的や気が弱かったりする子供の場合ですと、母親に比べ一緒に過ごす時間が少ない父親は、そもそものコミュニケーション量が少ない場合もありますし、新しい父親としての親子関係を築くには時間が足りないケースもありますね。

再婚相手が子供を可愛がらない

再婚相手が積極的に子供を可愛がらない事もあるでしょう。

子供が得意ではない男性も多いので、子供にどう接していいのかも分からず、あまり声をかけないことや、一緒に遊ばない、見て見ないふりをしたり、子供との距離感に慎重になりがちで愛情が沸かないなどが考えられます。
再婚前に子供との時間を十分に取っていない場合に多いのかもしれません。

出産後、再婚相手の態度が変わる

再婚相手の子供を産んだとたん、連れ子を可愛がらなくなるケースもあります。

自分の子供と、相手が連れてきた子供で、無意識に愛情の注ぎ方に偏りが出てしまうのです。

連れ子に対しては一切目を留めず、我が子にだけは良いところもダメな所も受け入れているような印象を感じさせる場合もあります。

連れ子は目の前で差を見せつけられるのですから心が満たされることもなく、兄弟を恨む思いが生じ、自己肯定感も低くなる子供もいる事も多いのです。

義両親との関係性が悪い

連れ子での再婚の場合、相手の両親に反対されることも少なくありません。

特に考えが古い親の家の場合には、シングルマザーというだけで偏見を持たれる事もあるので、子供に対しても辛く当たるケースもあります。

子供が「おばあちゃん」と呼ぶと「私はあなたのおばあちゃんじゃない」と、おばあちゃんと呼ぶことを拒否したり、夫婦の間に生まれた子供だけを可愛がり連れ子には冷たい対応を取られたりする事もあるのです。

(夫婦双方が子連れの場合)子ども同士の仲が悪い

それぞれ子連れで再婚した場合、子供同士の相性までは分かりません。

子供同士の仲が悪く、家出の喧嘩が絶えない場合があります。

性別や年齢差、興味・関心を持つ対象が異なると、互いに仲良くなれないケースも多く、再婚前に子供を含めて会っていたとしても、実際一緒に暮らすとなると問題が顕在化する事も多いです。

実際に子供同士の喧嘩が絶えず離婚に至ったケースもあるのです。

子連れ再婚における子供の気持ちとは

今までは母親と子供だけで暮らしてきたけれど、ある日母親から男性を紹介されその人との結婚を考えている事を伝えられた場合子供の気持ちはどのような事が考えられるのでしょうか。

両親が揃うことが嬉しい

再婚する事で片親ではなくなり、とりあえず表面上は家族としての体裁を保てます。

周りと比べて父・母がいる事に憧れを抱いているような場合には、率直に嬉しいと感じる子もいて、子供の年齢が低い場合によく見られる傾向です。

再婚によって母親が明るくなって嬉しい

親に幸せでいて欲しいという気持ちは誰もが持っているもので、特に、普段から母親のひどく疲れを感じている姿、大変そうな姿、一生懸命な姿をずっと見ている子供はそのような思いは強いです。

再婚をしたきっかけで、明るくなった母親をみて嬉しく感じる子供も多いのです。

お母さんを取られた気分になる

再婚前は自分だけに愛情が注がれていたのにそうではなくなり「自分より再婚相手の方が大事なのではないか」と感じ、再婚相手に母を取られたような嫉妬の気持ちが沸いてくる子供もいます。

実父の記憶がある子供にとっては、記憶にある父親母親と子供の頃を思い出しいつかは元にもどるのではあないという淡い期待を打ち砕くことになってしまいます。

知らない男の人が怖い

子供が女の子の場合は特に、知らない大人の男の人が怖いという感情を抱きやすいです。

知らない大人と会って話すことでも子供にとってはストレスを感じますし、一緒に暮らすことはもっと不安を感じる子もいるでしょう。

人見知りや引っ込み思案だと、何を話していいのか分からずひどく緊張してしまうのではないでしょうか。

母が女であることを認識して嫌悪感を抱く

子供にとってあくまでも母を親としてしか見ておらず、女として認識はしていない子は多いです。

男性に対しべったりとくっつき普段とは違う甘えた声などを聴いてしまうと、親としての顔ではなく、女性としての顔を見てしまうことへのショックを感じるのではないでしょうか。

特に小学校高学年や中学生など思春期の子供は母親が女を出しているのを見て嫌悪感を強く感じてしまうことが考えられます。

子連れ再婚成功の4つの秘訣とは

子供がいる場合再婚には慎重にならざるをえないとは思います。

では、子連れで再婚する場合どのような事に気を付けるといいのでしょうか。

夫と子供との関係づくりに時間をかける

連れ子との関係づくりは時間がかかるものです。

再婚前になるべくたくさん再婚相手と会う時間を設けて、お互いに慣れさせましょう。

結果的に、子供の緊張の糸もほぐれて話しやすい雰囲気がでてきますし、再婚相手の不安も取り除くことができるのではないでしょうか。

子供と再婚相手のコミュニケーションがうまくいかない場合には、一旦結婚することを保留し考える時間を持つべきだと思います。

夫を無理に「父親」にしようとしない

再婚相手も生活環境が変わり、いきなりお父さんの役割を求められることは困難です。

無理に父親になろうとせず、じっくりと関係を築く事が大切で、実際にニックネームで父親の事を呼び父親もそれを受け入れ良好な関係を保っているステップファミリーもいるのです。

夫に対しては「夫の事を父親に育てていく」というスタンスで生活することが大切なのではないでしょうか。

周囲の理解を得る

良い親子関係を築くことに重点を置き過ぎて、両親・義両親のことまで頭が回らない場合もあります。

特に子連れ再婚の場合には、義両親もですが両親からも反対される可能性もあるのです。

両親や義両親に真剣に向き合い、説得を行ってから再婚することで、余計なストレスを無くしお互いが良い距離感を保ち生活ができるのではないでしょうか。

定期的に家族で話し合いの場を設ける

初婚同士の結婚であったとしても、家庭円満は難しい事ですし、子連れ再婚なら尚更ではないでしょうか。

言いたい事を言えるようになれる為にも、コミュニケーション不足に陥らないためにも定期的に話し合いをおこないましょう。

注意点としては、何らかのトラブル等が起きた際には原因を「子連れ再婚」自体にせず、出来る限り広く洗い出したうえで本質的な原因を絞り込んでいきましょう。

冷静に判断し、改善することがとても大切ではないでしょうか。

まとめ

子連れでの再婚を考える場合、不安な要素をどう解決していくか考える方は多いと思います。

再婚相手の態度や子供の様子、義両親や両親との関係性など考える事は多く、思春期のお子さんがいる場合は父親との関係もとても慎重にならざるをえないのではないでしょうか。

無理に「父親」になるのではなく夫と子供の関係づくりに力をいれることでそれぞれが持つ不安をすこしでも減らす事ができますし、周囲にも理解してもらえることで良い関係を築く事ができるようになるのではないでしょうか。

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