家庭内別居とは|きっかけや心理、その後どうなるかなどを解説

離婚原因

家庭内別居とはご存知でしょうか。

別居をすでにしている方もいるでしょうし、離婚したいけれど様々な理由から今はまだ離婚する程ではと思いとどまっている方までいろいろな方がいるでしょう。

なぜ家庭内別居をすることになってしまったのか、その後はどうなってしまう方が多いのか、いくつか挙げてみましょう。

家庭内別居とは|会話なし・ご飯作らない

家庭内別居とは

婚姻状態を保ちつつ、同じ屋根の下で暮らしながら、互いに干渉せず別居しているような状態のことを言います。

具体例

お互いに完全無視で、会話を一切しない、もしくは最低限のことしか話さず、ご飯を作らないなど、夫の分の家事をやらない人もいます。

もちろんお金の管理は別々ですし、休日の過ごし方も夫以外の家族で出掛けたりバラバラに行動します。

離婚するよりも経済的な不安がすくなく、世間体も保てるので家庭内別居を選ぶ人もいるのです。

家庭内別居の原因・きっかけとは?夫の気持ちも含めて解説

家庭内別居を選択してしまうきっかけや原因があるはずです。

夫の気持ちも含めて考えてみましょう。

噛み合わなさ・すれ違いが原因

些細な事で相手が怒ったりすると、会話をすること自体ウンザリして続けようとは思わなくなり、話す事は家事育児の要件のみになり、夫婦喧嘩の延長で家庭内別居状態となる方もいます。

他にも、旦那が妻の家事負担を当たり前だと思い過ぎることが原因の場合もあります。

結婚生活が続くと生活にも慣れ、妻が家事をしても感謝やいたわりの気持ちを表現しなくなると、常に当たり前だと思われる妻は面白くありません。結果的に喧嘩も増えていき、子供の教育方針といった価値観の違いから喧嘩にもなりすれ違いが発生するケースもあります。

仲直りできず、恨みばかり募っていくのです。

仕事や一緒に過ごす時間の少なさが原因

夫が「仕事人間」で家庭を顧みてくれず家庭内別居に至るケースもあります。

家にいるときはだらだらして家事育児は手伝わず、だからといって休日も何かをするでもなく2人で出かける事もありません。

夫婦なのに妻一人で大変だと思っているときにも気にかけてくれないので愛情が冷めてしまうことが多いです。

家に居ても喧嘩や妻の冷たい態度に旦那は家に帰るのも億劫になり、仕事にのめり込んだり、外で過ごすことが多くなる場合もあります。

1人になりたい気持ちが原因

相手の行動により、自分のペースを乱されてしまうのが嫌なタイプの場合、結婚後、自分は結婚に向いてないのではないかと感じる人も多い。

夫婦のコミュニケーションよりも、誰にも干渉されず自分の時間を取りたくなったり、気楽に一人で過ごしたくなる。

会話が減るので結果的に自然と家庭内別居状態になってしまうが本人はあまり気にしていない方もいます。

不倫・浮気が原因

夫が外で浮気をしてきた結果、家庭内別居に至るケースがあります。

浮気の後、和解はするけれど、夫婦仲がギクシャクしてしまいうまく修復ができないケースもあります。

頭では浮気をゆるしたつもりになっていても、無意識に旦那を拒否してしまうケースも少なくないのです。

家庭内別居をするとその後どうなる?

家庭内別居を続けていくとその後はどうなってしまうのでしょうか。

離婚には踏み切れず、ずるずると同居

自分の人生に大きな影響が及ぶことを考えると、離婚に踏み切れない方もいます。

お互い割り切って生活さえしていれば、経済的に自立をしなくてもよく、社会的立場も失わないと考え、相手に対して何の感情ももたずにすむので快適な場合もあり、ズルズルと家庭内別居のままで過ごしてしまう場合も。

ただ完全にストレスがなくなるわけでもないので、モヤモヤした気持ちも残ったまま生活することの方が多いです。

復縁しようと話し合う

家庭内別居は互いに意地を張って長期化してしまうことで関係が修復しにくくなってしまいます。

夫婦どちらかが気持ちを切り替えて歩み寄るタイミングがいつかやってきます。

自分から状況を動かそうとする場合、根気強く声をかけて話し合う時間を取ることが重要で、毎日挨拶をする、連絡事もLINEで済ませるのではなく直接言うなど、小さな事から始めましょう。

もしくは、一度まとまった時間を取って徹底的に話し合う事も重要です。

話し合うときにも責め立てるのではなく、相手の意見も尊重しながら本音を言い合うことが大切で、時間はかかりますが継続することで関係を修復できる可能性があります。

思い切りぶつかる

大きな喧嘩もなく、なんとなく家庭内別居状態になってしまった夫婦の場合は、どこかの時点で夫婦で「本音でぶつかり合う」タイミングがやってきます。

お互いに当たり前だと思い過ぎて労いや感謝が足りなかったことや、子供にかかりっきりで夫をないがしろにしてきたこと等、謝るべきことは謝り、黙っていたことなどを洗いざらい話すことで次へのステップへと進むことができるのではないでしょうか。

離婚する・別居する

どうしても状況が改善しない場合、もしくは話し合いにもならない場合は離婚することになっていくのではないでしょうか。

妻の経済的な工面や生活のめどが立った場合や、子供が一人前になった場合など、区切りの良いところで離婚するケースが多いです。

離婚をする前に、別居をして様子を見る場合もあります。

まとめ

様々な夫婦の問題から家庭内別居になってしまう場合があるとは思います。

関係が修復できる場合もあれば離婚を選んでしまう場合もあるでしょう。

しかし、家庭内別居のきっかけとなる原因は必ずあるのでその原因から目をそらさずその後の関係の修復に繋がるようになるよう自分を見つめ直すきっかけとなればいいですね。

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