モラハラ夫に悩む人へ|モラハラ夫の6つの特徴と4つの対処法

離婚原因

自分では「そんな事ぐらいで」と言われるのが怖くて相談できない事が、ある日友人から「すごく言いにくい事だけどあなたのご主人モラハラじゃない?」と言われて初めて「やっぱりそんな事ぐらいじゃなかったのか」と気付く、けれど実際どう行動すればいいのか、何か出来る方法はないのかと思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

モラハラの定義とDVとの違い

モラハラとDVは最近では認知度も増え皆さんもご存知の方もいらっしゃいます。似ているようで大きく違う点を挙げてみたいと思います。

モラハラとは

モラルハラスメントと言い、言葉や態度などで倫理・道徳的(モラル)からおかしいと精神的に攻める事で相手に苦痛を与える事です、DV(ドメスティック・バイオレンス)の一種になります。

モラハラとDVとの違い

暴力でケガを負うDVとは異なり、見た目に傷が残らないので第三者から分かりにくいです。その結果、長期間にわたって行われ、精神的に追い詰めていきます。モラハラが日常的になってしまうと、自分が「間違っている」「自分が悪いから」と我慢してしまいモラハラの被害者だと気づかないまま、それが普通の日常だと思う人が多いです。

モラハラ夫の6つ特徴と見分け方

精神的DVと言われるモラハラは6つの特徴をあげる事ができます。見た目で分かる事ではありませんが、態度や言葉、言い方や行動など、複数に当てはまる場合は注意した方がいいでしょう。

自己中・共感性が乏しい

まず自分が正しく、自分が一番と言う考えが根本にあります。例えば奥さんは、体温の平熱が低く35度位の方が37度もあると熱が上がっているとなりますが、自分の平熱が37度ぐらいなので「それぐらい普通なら平気でしょ」「休みたい口実」と責めてきます、しかし自分が38度ある時は「病院に行かなきゃ」と大騒ぎするのです。

常識や価値観は人それぞれですし人によって違うものですが、共感できないために相手が違う価値観だったとしてもそれを認めず、自分と同じだと思い込んでいるので何かあったとしても「これぐらい常識」「こんな事も分からないのか」が口癖です。

謝らない

モラハラなご主人はプライドがとても高くとにかく自分を正当化し、形だけの謝罪で誤魔化しがちです。謝る事を恥だと思っているので弱みなんて見せようものなら弱点を相手に教え優位に立たれるだけだという思いから、たとえ暴言を吐きどこかで悪いと感じたとしても「俺を怒らせたお前が悪いんだ」「俺に向かって注意するな」と論点を少しずつすり替え、最初は暴言の謝罪について話していたのに結果論点をすり替え絶対に心から謝る事をしません。

無視する

モラハラなご主人の無視は普通の無視とは異なり、1日や2日で終わらずに、1週間~1ヶ月と長期間続くことがあります。言葉で怒っていると言うのではなく、言葉以外で「俺は怒っているんだ」という態度を見せます。

ドアをバンッと音を立てて開け閉めしたり、ドタドタと大きな音を立て歩いたり、自分が散らかした物を無造作に投げたり蹴ったり、食事をこれ見よがしに食べずため息をつきながら購入してきた物を食べたり、など、俺はお前に怒っている事を気づかせるつもりで無視をしたまま態度で追い詰めていきます。

暴言・ため息をつく

モラハラなご主人は奥さんの人格を否定するような暴言を浴びせてきます。何かをミスすると

「だからお前はダメなんだ」

「人間として最低だな」

「マジで死んでくれないかな」

「こんなんじゃやってられない、離婚だ」

と怒鳴り、ひたすらミスをした事を責め、ミスをした奥さんの人格まで否定する暴言を言い続けます。暴言や罵倒の間には、あからさまに舌打ちをしたり、目つき悪く睨みながらため息をつき、責めるのです。

病的な束縛と監視

モラハラなご主人は独占欲や支配欲がとても強いです。自分が飲み会に行く時は黙って行く事はあっても、奥さんが飲み会じゃなく、友人と買い物やお茶するだけでも嫌い管理下に置こうとします。

もちろん友人が女性だったとしても「誰と行くのか」「何故行かなきゃいけないのか」「何時ごろ帰宅するのか」と全てを管理し束縛しようとします。余りにも酷い時には「俺と一緒に行けばいいじゃないか」と外出する事すら禁止しようとします。

外面はよい・子供には優しい

モラハラなご主人はエリート気質で、二面性をもつタイプが多く、結婚する前はとても優しい人だったのに、結婚した途端急に支配するような言動に変わり、本性が露呈しにくく気付きにくいです。

子供には一見優しいのですが、ジワジワと子供を懐柔する事で子供を盾にし、子供の前で「お母さんまたできなかったんだよ、ホント困るよねー」と言ったり、子供を引き合いに出して「お前みたいな母親で子供がかわいそうだ」と精神的に責めてきます。

モラハラ夫は変わる?モラハラの対処法

実際にモラハラだと気づいた時、夫に変わってもらえるのか、気づかせる事はできるのか、対処法などあるのでしょうか。

話し合いの場を設ける(軽度の場合)

まずは話し合いの場を設け、「こんな発言は傷つくし、悲しい」と伝えましょう。ただし、重度のモラハラ夫の場合、このような発言をしても逆効果で話を捻じ曲げられたり、話の筋を変えたりと話し合いになりません。あくまでも話し合いが出来る軽度の場合に有効です。

夫婦カウンセリングを受ける

夫婦間の向き合い方やコミュニケーションの取り方などお互いが変わりたいと思う事で夫婦カウンセリングを受けてみるのはいかがでしょう。

毎月1回~2回ぐらいの頻度で受け、どちらが悪い!どちらのせいで!と決めつけたりせず、刺激しないように、改善すべき点を伝えてもらえます。

カウンセリングを受ける事で夫だけでなく、妻側もアドバイスがもらえ、お互いに改善していく事ができます。

第三者に相談する

モラハラの被害者は精神的に追い詰められる事で無力感に苛まれていることが多く自分ひとりで抱え込みがちになります。我慢せず心のケアが必要で、DV相談ナビや配偶者暴力支援センター、女性センターなど都道府県が設置している機関がありますので、なるべく第三者・専門家のちからを借り、気持ち・事実関係を整理する事が大事になります。

別居・離婚も考える

ご主人が全て聞く耳持たず、話し合いもできないなと感じたら、最終手段として別居・離婚を考える必要があります。モラハラ夫の場合、離婚に応じてくれない場合もありますが、離婚を切り出す前にはモラハラの証拠を揃えしっかりと準備する事が大切です。

まとめ

モラハラとは暴力を受ける場合より精神的に追い詰められる分気付かれにくいし、自分でも気づかないまま無力感に苛まれることが多いですが、専門機関や第三者に相談する事で改善につながる場合や別居や離婚へ踏み切る事が出来る場合もあります。

一人で抱え込むのではなく色々な情報や、友人と会話するだけでも気づける場合もあります、しかし何よりもまずは自分の気持ちをしっかりと持ち、行動する事が大切になるのではないでしょうか。

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