夕食を妻が準備しても、夫が食事を口にしないことや、料理に対して文句を言うこと、さらには料理を全く食べずに愚痴をこぼす夫など、食の好みが一致しない場合には、争いが増える可能性があるかもしれません。
せっかく心を込めて作った料理を楽しんでもらえないのは、妻にとって非常に悲しい出来事であると言えるでしょう。
夫がなぜ料理に不満を抱くのか、また食べない理由やその対策について、一緒に考えてみることが重要です。
夫が料理にケチをつける・料理を食べない4つの理由
妻が作った料理を夫は食べもせずにケチをつけたり、全く食べてくれなかったりするのに何か理由があるのでしょうか。
ここでは大きく4つの理由をあげてみたいと思います。
食の好みが合わない
出身地の違いや家庭環境によって、同じ料理でも味付けが異なることがあります。料理をするのは妻であるため、妻好みの味付けになりがちです。そのため、夫がその味付けに不慣れであったり合わなかったりする場合があります。
例えば、妻の実家では常に豚肉を使ったカレーだったため、妻も当然のように豚肉を使ったカレーを作りますが、夫の家庭では牛肉のカレーが一般的だったため、「豚肉のカレーはありえない」と不満を持つことがあります。
同様に、卵焼きの甘さや塩加減、ご飯の固さなど、出身地や家庭環境によって好みが異なることも珍しくありません。これらの違いに戸惑う人もいるでしょう。
特に、出身地が異なる夫婦の場合には、この傾向がより強く現れる可能性があります。
なんとなく気分がのらない
気分があまり乗らないために、食事を摂らないこともあるかもしれません。
「何となく和食を食べる気分ではないから、今日は食べたくない」と言って食事を拒否し、しかし夜になって小腹が空くと、カップ麺などを食べようとすることもあります。
特に旦那がストレスを抱えている時には、普通の手料理よりも、無性にスナックやカップラーメン、ジャンクフードを求める方もいらっしゃるのではないでしょうか。
アドバイスをしているつもり
旦那は妻を喜ばせたい一心で、アドバイスや解決策を言うタイプの人もいます。
例えば、濃い味を好む旦那が、薄味を愛する妻の料理に対して「なぜこんなに味が薄いの?ちゃんと味付けしてるの?美味しくない」といった、自分は間違っていないからとアドバイスされても、困惑することもありますよね。
メインと汁物、ご飯を並べた際に「おかずはこれだけ?小鉢は出さないの?」と、自分の意見が正しい思い込んでいるため、妻を傷つけていることに気づかず、理解しようともしていないのです。
ただ妻にケチをつけたいから
配偶者の中には、モラハラや仕事のストレスから、妻を責める対象を探し続ける傾向がみられます。
自尊心を満たすため、ストレス解消のために、些細な点を指摘したり、食事を拒否するといった行動をとることがあります。
これらの人は、特に一定の基準や理想があるわけではなく、単に文句を言いたいだけの場合が多いのです。
例えば、以前は「味が薄い」と言われたので濃い味にしてみても、今度は「味が濃い」と言って食べないといったように、指摘する内容がコロコロと変わり続けるため、対応しても改善されることはありません。
妻にイライラしているから
些細な意見の相違や喧嘩が起き、その際、夫が妻への不満の当てつけとして料理を食べないことで表しているケースがあります。
実際、夫婦喧嘩の後に、夫が手料理を一切食べなくなるという経験談も多く聞かれます。
このような場合、夫は食事を拒否することで、自分の怒りを妻に知らせ、謝らせようとしている可能性があります。つまり、ご飯を食べないことで、自身の怒りの感情を妻に分からせて謝らせたいとしているのかもしれません。
料理にケチをつける・食べてくれない旦那への対処法
家族のためにと考えた料理にケチをつけたり、食べてくれない旦那への対処はどのようにすればいいのでしょうか。
5つの視点から考えてみましょう。
一緒にご飯を作る
週末など時間がある時に、夫婦で一緒に料理を作ることは、自然と会話を生み出す共同作業になります。
例えば、夫が漫画やアニメに夢中な場合、それらに登場する料理を二人で作ってみるのはいかがでしょうか。
味付けを確認し合うことで、夫の好みの味加減、例えば薄味がお好きなのか濃いめが好きなのかなどを知ることができます。このような活動を通して、夫婦の絆もより深まっていくでしょう。
さらに、夫が料理に熱中するようになれば、腕をふるって料理を作ってくれる可能性も高まり、一石二鳥になるでしょう。
夫の母親にレシピを聞く
夫の好みの味は、きっと母親の手作りの味が影響しているのでしょう。
夫が好む料理のレシピや、よく使う調味料について聞いてみることをおすすめします。母親の味を再現することで、夫に満足してもらえる可能性が高まります。
料理を提供する際には、「お義母さんから教えてもらったレシピで作りました」と一言添えると良いでしょう。これによって、あなたが夫のために味を学び、工夫していることを伝えられます。そうすれば、旦那さんも喜んで食べてくれるはずです。
初心者の方でも、丁寧に母親の味を学び、再現することで、夫に喜んでもらえる料理を作ることができます。夫婦で協力しながら、美味しい料理を楽しむことができるでしょう。
目的を再設定する
家庭での食事について、少し別の視点から考えてみましょう。
旦那から「美味しい」と言ってもらうことにあまり固執せず、料理を作る際の主な目的を変更することをおすすめします。例えば、自分の食生活の改善や食に関する知識を深めることなど、旦那のためというよりは自分自身のためのものに目標を置き換えてみてはいかがでしょうか。
このように意識のベクトルを変えることで、たとえ旦那の反応が冷たいようでも、冷静に受け止められるようになるかもしれません。旦那の反応に左右されずに、自分のペースで食生活の改善に取り組むことができるでしょう。
旦那の自由にさせる
夫がジャンクフードを好んで食べている場合、一時的に彼の自由に任せるのも一つの解決策かもしれません。
説得しても、本人の意志がなければなかなか改善は難しいものです。
まずは、夫の好きな食事を提供してみるのはどうでしょうか。
病気になってからでは手遅れになることが多いですが、それでも気づきを促す一つの方法かもしれません。
放っておくことで、夫自身が手作りの料理の大切さに気づき、自然と改善につながることもあります。
お子さんがいる場合は、夫が隠れてジャンクフードを子供に買い与えないよう、しっかりと話し合っておくことが重要です。
離婚を視野に入れる
ケチをつけられたり、食べてもらえなかったりという事が続くと、妻も精神的に悪影響を及ぼす場合もあります。
作っている最中や少し食べては事細かくケチをつけられる事が続いたり、何を言っても作った料理を食べてくれない事が続くようであれば、モラハラとして離婚を視野に入れることも考えましょう。
まとめ
料理にケチをつけたり食べてくれない旦那。
食べてくれない理由や、ケチをつける理由はいろいろありますが、それに対する対処法も色々ありますので試してみることもありかもしれません。
友人に食べてもらい味付けの確認をしてもらいながら他の人の味付けの好みを聞いて試してみるのもいいかもしれません。
しかし、これらはあくまでもの方法であるので、あまりにも酷い場合はモラハラの可能性もあるので必要以上に我慢する方法ではありません。
家族で食卓を楽しく囲めるようになるといいですね。
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