お付き合いしていた男性との結婚は、新しい生活への期待や不安があると思います。
しかし、結婚後には思い描いていた新婚生活とは異なる現実が待っているかもしれません。
このような状況で上手くいかないと感じ、悩んでいる方々に向けて、結婚後のストレスを乗り越える方法を考えてみましょう。
新婚なのに楽しくない・疲れる6つの原因
新婚生活を楽しもう!と思っていたはずなのに疲れてしまい楽しくないしつまらない。
どのような原因から楽しく無かったり、疲れたりしてしまうのでしょうか。
相手との距離感が掴めない・独身気分が抜けない
結婚後に初めて気づくのは、独身時代の生活リズムやルールとの違いです。
生活習慣が異なると、相手との距離感やペースを掴むのが難しくなります。さらに、毎日の食事を作ることが苦痛で面倒に感じるようになり、ジワジワとストレスが溜まっていきます。
結婚して同居が始まると、二人分の家事をする必要が生じます。しかしながら、家事が得意でなかったり、コツをつかむまで時間がかかったりする不慣れな時期に、夫から家事のダメ出しを受けてしまうと、さらにストレスが増えてしまいます。イライラが募りますね。
結婚前と言っている事が違っている
結婚する前、相手は「家事を手伝うから」と言っていましたが、実際に結婚してからは何も手伝いません。
特に相手が一人暮らしをしていた場合、何をすべきか、何を手伝わなければいけないかは分かっているはずなのに、実行しない人もいます。
また、実家暮らしから一緒に住み始めた人も、何を手伝うべきか分かっていないかもしれません。
しかし、言っていたことと実際の行動が一致しないと、ストレスがたまりますね。男性心理として、自分を大きく見せたいという欲求から、恋人時代には年収や貯金額を多く見せておいて、実際に家計管理を始めると、それが全て嘘だったと判明し、大問題になることもあります。
恋人のときのラブラブ感がない・気持ちが冷めた
ラブラブ感やときめきを保つためには、相手に対する新鮮な驚きが必要不可欠です。
新婚の夫婦でも、お互いの誕生日を忘れてしまったり、家族としての役割に完全に埋没してしまったり、セックスレスや行為のモチベーションが低下してしまったりすることがあります。
これらのことが起こると、互いに理解し合うことが当たり前になってしまい、ドキドキ感やワクワク感が足りなくなります。ただ生活のリズムを守るだけの淡々とした日々が続くような印象を受けてしまい、恋人同士のような高揚感が欠けていると感じてしまうのかもしれません。
理想とのギャップ・相手の嫌いな面が見えてきて不仲に
恋人の時、相手の短所も長所に見えたことはありませんか?
「君が決めていいよ」と付き合っている時は優しく私に気を使ってくれていたと思っていたことも、結婚してみると「俺が決めるの?君が決めておいてよ」とただ単に優柔不安だっただけでがっかりしたこともあるのではないでしょうか。
何となく口約束が多いなと感じていたが結婚後、適当な約束をして守られず喧嘩の原因になり付き合っていた頃から感じていた小さな違和感が結婚後大きくなることも。
環境の変化による「うつ」
結婚を機に地元を離れ、まったく知らない土地で新しい生活を始めることになり、引っ越したばかりで友人もいないし、仕事も辞めたので、話す相手は夫だけになるかもしれません。
以前は友人と一緒に出かけたり、習い事をしたりするタイプだったので、家で家事しかすることがないという状況は苦痛かもしれません。夫が帰宅するまでの時間が長く感じられるでしょう。
地元が近くても、友達に会いに行くだけでも時間とお金がかかりますし、以前のように頻繁に会えなくなることで、気分の切り替えがうまくできない人はうつ病になる可能性もあるかもしれません。
新しい人間関係に疲れてしまう
結婚してからは、旦那の家族や親戚との関わりも増えることがあります。
新しい関係を築く上で、適切な距離感があれば問題ありませんが、過度な干渉がある場合はかなり疲れてしまうこともあります。
また、引越し先でのご近所付き合いは、長年住んできた実家周辺とは異なる人間関係ですので、上手くいかない場合も疲れを感じることでしょう。
さらに、ご主人の知人関係でも、自分が休日に外で過ごすタイプだったのに、ご主人が家に友人や知人を呼ぶタイプだと、その対応にも疲れを感じることがあります。
入籍したばかりで即離婚?ハマりがちなマイナス思考3パターン
新婚なのに離婚する人がどのような思考パターンで離婚する事が多いのか考えてみましょう。
「私は結婚向きのタイプじゃなかった」
独り暮らしをしていたり、実家暮らしの生活から結婚して2人で生活を始めると、新しい生活に慣れるのに苦労し、些細なことで喧嘩が起きることがあります。
結婚したら常にラブラブであるべきというイメージを持っていたはずなのに、現実とのギャップに戸惑います。
結婚前は穏やかな性格として知られていて、ヒステリーを起こしたことはありませんでしたが、いつの間にか喧嘩して感情が爆発し、自分自身の変化に驚いています。
喧嘩するたびに「結婚するのは早かったかもしれない」と考え、自分は結婚に向いていなかったのだと判断し、離婚を考えるようになりました。
「そもそも私は、結婚に乗り気じゃなかった」
結婚する前に感じていた些細な違和感が、結婚後に大きな不満に変わることがあります。
結婚する時に「趣味や考え方が似ていた仲の良い友人」も居たけれど、それよりも「生活の安定や資産を見据えて」友人との付き合いをほぼなくして結婚したが、結婚生活をしていくうえで「友人も必要だったと」考え始めるようになり失敗したなと考えたりして、「仲の良い友人を選べばよかった」と思い始めたり。
また、恋人時代に浮気をされても許し、結婚を決めた方もいますが、何かしるたびに不信感が生じ、結婚を急いでしまったかもしれないと思い始めることもあるでしょう。
「まだ、子供がいないから」「持ち家がないから」
周囲から「別れた方がいい」とか「子供がいない・持ち家がない内に別れるべきだ」といった、自分の気持ちにない冷たい言葉を言われることがあるでしょう。
実際のところ、子供がいない・持ち家がない場合、離婚手続きは比較的簡単に済むことが多いです。
ただし、心が疲れ果ててしまっている状態では、「そうするしかない」と思い込んでしまい、冷静な判断ができなくなり、自分自身の意志決定基準になってしまうこともあります。ですから、まずは自分自身がどうしたいのか、自分の気持ちに注意を払うことが重要です。
新婚生活がうまくいかない・つまらない時に大切な4つのこと
思っていた新婚生活じゃない、新婚生活が上手くいかない、つまらないと感じて落ち込む前に、少し心がける事でいい方向へと向かう事ができる事もあります。
ほんの少しの心がけをいくつか紹介します。
気持ちの整理が大事
結婚したとしても、お互いの育った環境や経験が異なることを前提に、「最初は全てが順調にいくわけではない」という考え方をしてみましょう。
「言っても変わらないから」とか「諦めた方が楽だから」といった否定的な捉え方は避けましょう。
まずは現状を確認し、自分の気持ちを整理し、客観的に物事を見つめることが重要です。
自分がどうしたいのか、何が最優先なのかを考えてみましょう。 特に、旦那さんに依存しやすい傾向や、気持ちが変わりやすい性格の方にとっては、これは非常に重要なことになります。
現状を客観的に見て、解決策を見つけながら、心を整理することを考えてみてはいかがでしょうか。
イライラ・辛い気持ちは、放置せず2人で話し合う
問題が生じた場合は、2人で話し合う時間を設けましょう。
その際には、「一緒に暮らしているのだから、言わなくても分かるでしょ」といった理由で相手を責めることなく、お互いに言葉足りなさがあることが多いので、感情的にならずに会話することが重要です。
自分の思いやストレスの原因をただ我慢するのではなく、素直に打ち明けることで良い解決策に向かう場合もあるでしょう。
旦那に目を向ける・旦那以外に目を向ける
日常生活でのストレスを軽減するには、楽しみを持つことが大切です。
水曜日には必ず2人で何かをする時間を設ける、週末には必ず2人で散歩に出かけるなど、簡単なルールを定めてみることをおすすめします。
もし1人で行動することが好きなら、1人で楽しむことができる趣味を見つけることや、お互いに1人で過ごす時間を作ることも試してみてください。
2人の関係において適切な距離感を保つことで、お互いを尊重することができるようになるでしょう。
日常の些細な会話を大切に
幸せな新婚生活を送るためには「些細な気配り」「思いやりのある言葉」が必要不可欠です。
常に感謝の気持ちを忘れずに「お仕事いつも頑張ってくれてありがとう」「いつも買い物の荷物持ってくれてありがとう」など小さな感謝をすることが大切です。
言わなくても伝わるだろうではなく、相手のいいところを探して、認めてあげることで旦那も自分自身もポジティブになるのではないでしょうか。
まとめ
新婚生活が始まり暮らしていくうえで、しんどさや、上手くいかない、つまらない、楽しくない、疲れた事などもあるでしょう。
しかし、そもそも育った環境も違う他人同士が結婚している訳ですから、否定的に捉えるのではなく二人の時間をこれから作って行くと考えお互いを思いやりを持って過ごすようにしてみてはいかがでしょうか。