年末やお正月になると、多くのご家庭では義実家への帰省する方も多いのではないでしょうか。
義実家との関係が良好な方々は、普段からいつ行っても問題はないでしょう。
しかし、あまり関係が良くない場合は、帰省することが億劫であり、行くのが憂鬱で苦手な方もいらっしゃることでしょう。
さて、いざ行くとなった際には、マナーや持っていく手土産の内容に頭を悩ませることがありませんか?
そこで、手土産の選び方やマナーについて考えてみましょう。
義実家の手土産選びが億劫な理由とは?
義実家に行く際には、手土産を持って行こうと思うのですが、いざ何を持って行けばいいのか選ぶのにも時間がかかり何となく億劫になってしまう理由はどのようなものか挙げてみましょう。
義実家が苦手でそもそも行きたくない
お正月に義実家に帰省することに抵抗を感じてしまう理由の中で最たるものは、「行きたくない」という感情です。
仲が良ければ気になりませんが、新年早々、不仲な義両親と顔を合わせることを考えるだけで疲れてしまいます。
ただし、最初から苦手だったわけではなく、苦手になった理由も様々です。
価値観の不一致や、義両親のプライドが高くて付き合いきれない、言葉遣いがストレスになるなど、様々な理由が考えられます。
ただ、毎回自分の価値観とズレを感じるだけでもストレスが溜まりますし、嫌がらせを受けているとわかっている場所にわざわざ行きたいと思う人はいないでしょう。
義両親だけでなく、正月は夫の兄弟一家や叔父叔母など、親族全員が集まる家族の集まりも辛いと感じる方もいるでしょう。
集まって話していても、いつの間にか昔の話で盛り上がったり、自分の知らない人の話で盛り上がったりするのがいつものパターンであることを見ると、ストレスだけが溜まり、楽しいとは思えませんよね。
義務感に縛られている
結婚して義実家に行く際には、多くの方が「嫁としての役割を果たさなければ」という気負いから、楽しむ余裕がないのではないでしょうか。
義母から「気を使わなくてもいいのよ」と言われても、じっとしていることができず、手土産選びだけでなく、食事の準備や洗い物、買い出しの手伝いなどにも気を張ってしまっているのではないでしょうか。
家族との会話の中でも、義実家や義兄弟への敬意を忘れないように気をつけなければならず、「帰省とは言っても、普段の自宅よりも忙しくなっている気がする」と感じてしまい、帰宅後は疲れ果ててしまう方もいらっしゃるでしょう。
旦那が相談に乗ってくれない
多くの女性が、自分の旦那の実家に行く際には、旦那に手土産選びのサポートをしてほしいと考えているのではないでしょうか。
しかし、普段から両親にプレゼントをしていない旦那の場合、両親の好みを知らないことが多く、相談しても適切なアドバイスをもらえないことがあります。
相談しても「それでいいんじゃない?」「なんでもいいよ」と相談する相手にはなりません。
お金の無駄だと毎回感じている
実家への帰省は、交通費だけでも数万円かかるだけでなく、家族が増えるとさらに費用がかかってしまいます。
さらに、手土産などの諸経費も発生してしまうことは、多くの方にとって辛いものと感じるでしょう。
手土産や帰省にかかるお金を、家族旅行や家族で何かをする際に使いたいと思う方もいるでしょう。
毎年、お金をかけてわざわざ気をつかいに行くだけで、何のために行っているのかという疑問を抱く方もいるのは仕方ないことかもしれません。
義実家への手土産選びのヒントとおすすめの値段
持って行く人、持って行かない人、色々な理由があると思いますが、義実家への手土産を選ぶ際、みなさんはどのような選び方をしていますか?
選ぶ際のポイントを押さえておけば選択肢が減り選びやすくなるのではないでしょうか。
基本は義両親の鉱物を持っていく
もし相手の好物や好みを把握しているなら、その情報を元に持っていくものを選ぶことで、好印象に繋がるのではないでしょうか。
相手の好みを事前にリサーチしておくことを忘れず、もし旦那経由でリサーチができない場合は、普段からよく観察をし、具体的な情報を収集しておくことが重要です。
また、単刀直入に「好きな食べ物はなんですか?」と質問することも一つの方法です。
常温で日持ちがするものを選ぶ
年末年始の義実家では、おもてなしの料理の準備などで冷蔵庫がいっぱいになっている可能性が高いです。
そんな時に、冷蔵庫が必要なものや日持ちがしないものだと、かえって迷惑になってしまう可能性があります。
ですから、消費期限が長いものを選ぶことをおすすめします。そうすることで、年末年始が忙しくなる前に準備ができるだけでなく、茶葉やコーヒー、お酒などが好きな方にとってもメリットがあります。
お正月らしいものを選んでみる
新しい年を祝うための、華やかなプレゼントを持参することもおすすめです。
干支に関連したアイテムや、紅白のもの、例えば和菓子などは華やかなものが多く、年配の方にも好まれる傾向がありますので、ぜひ検討してみてください。
また、季節限定のフルーツなども喜ばれることでしょう。ただし、日持ちしないものも多いので、注意が必要です。
地元の特産品から選ぶ
義両親の家が遠方の場合にお勧めなのが、こちらの地元の特産品を選んでみてはいかがでしょう。
そのものにまつわるエピソードがあれば話を盛り上げる事ができますし、「美味しいからぜひ召し上がって頂きたくて」と一言添えるだけで好印象なのではないでしょうか。
お土産を渡す際のポイント
一般的に、「つまらないものですが」という言葉がよく使われますが、それによって印象があまり良くないと感じる人もいます。
なぜなら、何故つまらないものを持ってきたのかという疑問を持つ人も一定数存在するからです。
もし使うのであれば、「心ばかりのものですが」や「ほんの気持ちですが」といった言葉を添えることをおすすめします。
たった一言を添えるだけで、丁寧さが増し、手土産を渡す際にも好感度が高まります。
なお、訪問してすぐに玄関で手土産を渡すのではなく、居間やリビングで改めて新年のあいさつを交わしてから渡すと良いでしょう。
ただし、冷蔵が必要なものや生もの、アイスクリームなどを持参した場合は、その旨を伝えて玄関先で渡すこともありです。
手土産の相場は3,000円以内
手土産の相場は2,000円~3,000円程度ですが、あまり高価なものを持っていくと、もらう側も困惑してしまいます。
ただし、普段からお世話になっていたり、何日も実家に滞在するような場合には、少し高めの手土産を持参するのも良いでしょう。
また、親戚が大勢集まる場合には、その分だけ手土産の数も必要になるので、その時の状況に応じて決めましょう。
義実家に行った際のマナー4選|印象良く過ごすには
せっかく手土産まで用意して行った義実家ですがマナーが悪いと印象はよくありません、少し気を付けているだけで気持ちよく過ごせるのであればしておいた方がいいと思いませんか。
ここでは、気をつけておきたいマナーを挙げてみましょう。
手土産やお年玉を、義実家の分だけ準備するのは危険
義実家へ訪れる際には、手土産を1つだけ用意するだけでは危険です。
なぜなら、義兄弟や親戚なども集まる可能性があるからです。
ですので、予備の手土産を複数用意しておくことをおすすめします。たとえ「手ぶらでいい」と言われても、基本的には手土産を持参するようにしましょう。
また、子供たちへのお年玉も、ポチ袋ときれいなお札を多めに用意しておくと良いでしょう。
派手な服装をしていかない
お正月はある程度フォーマルな恰好で帰省することをお勧めします。
お年寄りは、お正月を1年の節目として大切な日と捉えている事も多く、ジーンズやパーカーなどは控えてフォーマルでなくとも清潔に見える服装を心がけましょう。
爪もネイルはラメなどが無い控えめなものにして短めを心がけておくと、もし料理など手伝うときもいい印象になるのではないでしょうか。
スマホをいじらない
自分が話の輪に入れずアウェイを感じることがあります。例えば、自分の知らない親戚の話で盛り上がる場面などです。
しかし、このような場面でスマホをいじってしまうと、義実家からマイナスな印象を持たれてしまうかもしれません。
ですので、宴席ではスマホを取り出さないようにしましょう。たとえ少しのLINEチェックでも、気にする義両親がいることを忘れずに。
夫の愚痴を言う
自分はジョークの一つのつもりで夫の愚痴を言ったとしても、義父母にとっては悪印象を与えてしまう事があります。
義母の義父に対する愚痴に便乗するのもNGです。
義父母は夫の両親であることを忘れないようにしましょう。
夫の話題を取り上げる時は、感謝や称賛の言葉を口にするといいのではないでしょうか。
まとめ
義実家への帰省について色々な理由から行きたくないと考えるかたは少なくないでしょう。
義務感に縛られた夫や、帰省についての相談に乗ってくれない夫、お金の無駄だと感じる方もいるかもしれません。
しかし、少しポイントを押さえて行く事でお互いにいい距離感の関係を築けるかもしれません。