お小遣い制度は夫婦関係において一つの軸となる重要な要素ですが、旦那はお小遣い制を嫌がる場合があります。なぜ嫌がるのか、小遣い制について話し合うべき事などについて、どうすれば円満な話し合いができるのか参考になれば幸いです。
ありえない？旦那にお小遣い制を嫌がられる理由は？
お小遣い制について夫との間で意見が合わないことはありませんか？なぜ夫はお小遣い制を嫌がるのでしょうか。
ムカっ！自分が稼いだお金を自由に使いたい
お小遣い制度は、予算管理や節約に役立つ手段ですが、一方で自己実現の欲求を抑制する側面もあります。
自分の興味や欲求を満たすことができないと、精神的な窮屈さやストレスを感じることもあります。
例えば、気兼ねなく趣味の用品を購入したい、お金を使って好きなスポーツ観戦や遊びを楽しみたい、自分の楽しみにお金を投資したいといった欲求があります。 そのため、旦那さんは生きがいやストレス解消の手段を失ってしまう可能性を感じているのです。
みじめ！自分が信頼されていないと感じる
お金の使い道に制約があると、自分の意思が尊重されていないと感じ、それによってみじめな気持ちになり、自分の価値が認められず、自立性や主体性が侵されていると感じます。
また、自分の旦那が金銭管理ができないと見なされることで、自尊心が傷つけられる可能性もあります。
例えば、「大人なのに妻にまったく信頼されていない！子ども扱いされているようだ」と感じるかもしれません。
さらに、”お小遣い”という言葉自体に反発を感じる人もいます。それは、子供扱いされているような気分になり、プライドを傷つけられるからです。その結果、自分の仕事への努力さえ認められていないように感じる旦那もいるでしょう。
このような状況では、家族のために頑張る気持ちが湧かなくなります。家族のために働く意味があるのか分からなくなると感じる人もいるのです。
意味不明？コミュニケーションが不足している
夫婦間での十分な話し合いが行われていないことが、お小遣い制の目的やルール作りにおいて大きな問題となっています。
お互いの考えや意見をしっかりと共有し、お互いが納得できるルールを作ることが重要です。
夫はお小遣い制がなぜ必要なのかを理解することができず、意味が分からなくなってしまいます。目的が共有されていないため、夫は単に「制限を設けられている」と受け取ってしまい、反発心を抱く可能性があります。
旦那と小遣い制について話し合うべきこと
旦那と小遣い制について話し合うべきポイントをご紹介します。経済的な不安を軽減し、お金に関するストレスから解放されるといいですね。
目標設定を共有して当事者意識を持ってもらう
貯蓄の使い道は、住宅費や教育費、老後の資金など、具体的な目標を持って考えることが重要です。
具体的な数字を出し合いながら、生活レベルとのバランスを考えながら目標を設定する必要があります。そのため、旦那と一緒に話し合いを進めましょう。
この目標を達成するためには、貯蓄のために支給できるお小遣いが限られることを丁寧に伝える必要があります。
お互いの将来の夢を共有し、具体的な目標を描くことで、貯蓄に対する当事者意識が高まるでしょう。同じ認識を持つことで、衝突を減らすことができます。
最終的には、旦那の家計管理への意欲や関心を高めることが重要です。共通の目標に向かって協力し、貯蓄の重要性を理解することが大切です。
お試し期間を設ける
「周囲がお小遣い制度を採用しているため」という理由で、即座にルールを変更しようとすると、旦那は納得できないと思います。
そこで、お試し期間を設けることで、その効果や問題点を旦那様と共に検証することができます。
お試し期間中は、守るべきルールを明確に定めておきましょう。具体的な例としては、小遣いの上限額や使用範囲などを明確に定義することです。 さらに、一定期間ごとにお互いの感想や意見を共有する場を設け、問題点があれば早めに対処し、必要に応じてルールを修正することも大切です。
定額ではなく、柔軟に金額を変更してみる
小遣い制を導入する際には、柔軟な対応を心がけましょう。
たとえば、特別な費用として年に1回の新年会費用や忘年会費用などを別途支給することが考えられます。また、服代なども適切な金額を別途支給することで、例外を設けることができます。
さらに、臨時の支出に配慮し、予期せぬ出費が発生した場合には、話し合いを通じて必要に応じて追加支給を行うことができるようにしましょう。
また、ボーナスの時期には少し小遣いを増やすなど、モチベーションを高める仕組みを考えることも大切です。
小遣いという表現を変えてみる
お小遣いは子供に渡すイメージがあるため、大人が受け取るには品位に欠けるという印象があります。
また、お小遣いという言葉からは金銭面での自由が制限されるというイメージが強く感じられます。
そのため、お小遣いという言葉に代わる新しい表現を考える必要があります。例えば「お手当て」「配給」「活動費・行動費」「給付金」「今月の取り分」など、ネット上で提案されている言葉があります。
どの表現を選ぶにしても、お金の使い方に制限を感じず、自由度が高いことが伝わる言葉を選ぶことが大切で、あくまでも旦那の尊厳を傷つけず、夫婦間の対等な関係を維持できる表現を心がける必要があります。
まとめ
旦那とお小遣い制についての話し合いは、夫婦の関係を円滑にするために重要です。
お小遣い制を旦那が嫌がる理由としては、自由な使い方ができないことや自尊心を傷つけられることが挙げられます。
しかし、お小遣い制を導入することで、家計管理を効率的に行えるだけでなく、お金の使い方について夫婦で話し合う機会を作ることもできます。お小遣い制を導入する際には、具体的な金額やルールを決めることも重要です。夫婦の信頼関係を築きながら、お小遣い制を上手に活用して、お金に関するストレスを軽減しましょう。
