かつては、お見合い結婚が一般的でした。当時は、結婚相手を自分で選ぶことがほとんどなく、両家の合意で決められることが多かったのです。結婚式当日が初対面という事例も珍しくありませんでした。
しかし、現代では状況が大きく変わってきています。婚活アプリや結婚相談所の登場により、お見合いの形態も進化しています。また、親族の紹介によるお見合いの機会も今でも存在します。
お見合いから結婚に至った場合、必ずしも後悔することはありません。中には、出会いが少ないため、どうしても仕方なくお見合いをした結果、結婚に至ったものの、その後うまくいった例もあります。お見合いには良い面と悪い面があるということを理解し、柔軟な姿勢で臨むことが大切です。
お見合い結婚の決め手や選んだ理由
実際にお見合い結婚した方はどのような理由から結婚を選んだのでしょうか。結婚する決め手などいくつか挙げてみましょう。
お見合い結婚を選んだ理由
結婚に悩む人も多いようですね。恋愛経験が少なく、良い相手に出会えないでいる人もいるでしょう。そんな人にとって、お見合い結婚は魅力的な選択肢かもしれません。
お見合い結婚には、いくつかのメリットがあります。まず、結婚を早期に実現できる点が挙げられます。小さい頃から結婚に憧れがある人にとって、お見合いは願ってもないチャンスかもしれません。
また、お見合いでは相手の情報を事前に知ることができるため、自分の条件に合った相手を見つけやすいというメリットもあります。収入、性格、見た目、学歴といった条件があらかじめわかるので、効率的に結婚相手を見つけられるのです。
一方で、恋愛の過程を経ずに結婚するのは難しいかもしれません。しかし、結婚して子どもが欲しい人にとっては、お見合いが有効な選択肢の一つになるでしょう。
お見合い結婚の決め手とは
確かに、経済的な安定は結婚生活を送る上で重要な要素の一つです。
お金のストレスがなく、しっかりとした家庭を築くことができれば、お互いがより快適に過ごすことができるでしょう。今回のお見合いでは、経済力のある相手と出会えたことは、結婚への決め手になりそうです。
また、お互いの結婚観が似通っていることも大きなポイントだと思います。結婚後の生活や子育てに関する考え方が合致していれば、お二人の関係性を深めやすくなるでしょう。特に、「合わない」と感じる価値観がなかったのは良いサインだと言えます。
そして何より、お二人で自然体でいられることが何より嬉しいことだと思います。無理をせずに、リラックスした状態で過ごせるのは、良好な関係性を築く上で重要なポイントです。お互いが心地よく感じられる相手と出会えたことは、今後の関係性の発展につながるかもしれません。
お見合い結婚で良かった点・後悔した点
実際に結婚に至った場合お見合い結婚で良かった点はどのような事なのか、後悔してしまった点ももちろんあるでしょう。
お見合い結婚して良かった!メリット
結婚に前向きな人と話すことで、結婚に対する熱意を共有できます。相手の価値観をしっかりと確認できるのは魅力的です。恋愛結婚と比べると、冷静に相手を選ぶことができるでしょう。
親が紹介してくれる相手との出会いは、マッチングアプリなどとは異なり、家族への反対の心配がありません。また、親族の集まりもスムーズに進められます。
結婚相談所に登録すれば、信頼できる客観的な情報(収入、学歴、独身証明など)を得られます。経験豊富なカウンセラーの意見も聞くことができるため、主観的な相手選びを避けられ、自分に合った相手が見つかる可能性があります。
結婚までのスピードも早く、1年以内に結婚に至るケースも多いようです。
お見合い結婚にして辛い…デメリットは愛がない?
親が主導して進めるお見合い結婚では、当事者の納得感が得られず、後々までしこりが残ることがあります。
お見合い結婚の場合、相手が恋愛経験が浅いことから、デリカシーの無い発言をしたり、受け身的な態度をとったりと、コミュニケーションが上手くいかないことがあります。
愛情を抱きつつ結婚しても、実際には愛情が育まれずに、結婚生活に辛さを感じることがあります。
夜の生活が合わずに苦痛を感じることもあり、価値観の違いから、特に、お金に対する価値観で結婚後に揉める人が多く、他にも、家事・育児に対する価値観の違いや休日の過ごし方など、細かい点で合わずに苦労している事もあるのです。
お見合い結婚に後悔したら
もし、お見合い結婚に後悔したらどうしますか?そのままでいいとは思えませんね。
まずは何をすればいいのでしょうか、何かした方がいい場合もありますし本当に離れた方がいい場合もあるはずです。
お見合い結婚で離婚する人は少ない!話し合いで解決できることも
公的なデータはありませんが、一般的に、お見合い結婚の離婚率は恋愛結婚よりも低い傾向にあります。
恋愛結婚であれ、お見合い結婚であれ、結婚生活でカップルが問題に直面するのは珍しいことではありません。重要なのは、これらの問題をどのように乗り越えていくかです。
結婚して1~2年なら、多くのカップルが乗り越えられる可能性も高いのです。そのため、すぐに離婚を検討する必要はありません。
むしろ、お互いのギャップを埋めていくことが大切です。お互いに不安や不満を率直に話し合い、解決可能な問題かどうかを見極めていくことが重要です。
離婚を検討すべきケース
愛情が感じられなくなったり、相手から愛情が示されない場合、解決は難しいでしょう。お見合いでは、相手の家族にも会うことがあります。初めは良い印象を受けても、実際はDVやモラハラなどの問題が隠されている可能性があります。
DV、モラハラなどの暴力がある場合、あなたに責任はありません。心身の危険があるため、できるだけ早く別れることをおすすめします。
価値観の違いが埋まらない場合も、結婚生活を続けるのは難しいでしょう。例えば、自分が子供を欲しがっているのに、相手は子供を望まないといった決定的な違いがある場合だと結婚生活を続ける事はむずかしいのではないでしょうか。
まとめ
お見合い結婚を選んだ人の中には、それを良い決断だったと感じる人もいますが、後悔してしまう人もいるかもしれません。
お見合い結婚では、通常の恋愛結婚に比べて、結婚に至るまでのステップが短縮されるため、この方法を選択する人もいるでしょう。 しかし、恋愛結婚をした場合も、お見合い結婚をした場合も、お互いの思いやりや価値観を合わせていくことは同じです。
つまり、お見合い結婚にも恋愛結婚にも、それぞれ良い面と悪い面があるのです。どちらの方法を選ぶにしても、自分の中でよく考えてから決めるのがよいでしょう。
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