結婚生活を送る中で、多くの夫婦が経験する課題の一つに、お金に関する考え方の違いがあります。
結婚前は、お互いの金銭感覚が似ているものと思っていたのに、実際に生活を共にしてみると、主人の金遣いの荒さに驚かされることがあるのではないでしょうか。
結婚すれば変わると思って結婚したけど金遣いが荒い旦那は変わらなかった!
と思っている方もいるのではないでしょうか。
もう信用できない!金遣いの荒い夫の特徴
信用できない程の金遣いの荒さや金銭感覚がおかしい夫はどのような特徴があるのでしょうか。
自分の事しか考えない
夫が、自身の欲しい物を勝手に購入し、「これ、いいでしょ?」と見せてくるのは、夫の浪費に疲れてしまいますよね。家庭の主婦としては、日々のお買い物において、スーパーでのお買い得品や安売りの商品を探し、少しでも生活費の節約に努めているところ、夫が高価な物を勝手に購入してしまうと、その節約の努力が水の泡になってしまいますし、家庭の主婦としてはどこからそんなお金捻出したのだろうと疑問に思いますよね。
夫が「欲しかったから買った」と言うだけで、妻としては納得できないところがあります。
しかし、少しでも文句を言おうとすると、夫から「俺が使う事に文句を言うな」「何とかなるでしょ」「自分が食わせてやっているのに」「こっちは仕事で疲れているのだからたまに欲しい物買うぐらいで」などと言われ、なかなか意見を言えない状況にあるようです。
このように、夫の一方的な行動に対して、妻としては大変困惑しているのが実情だと思います。
仕事の付き合いを重視・断れない
時に仕事上の必要性から人間関係の維持の為に飲み会に出かける場合もあるでしょう。しかし、その付合いを重視して常に会社関係の人と飲みに行ってしまう人もいます。ただ、単に個人的に会話とお酒が好きで楽しみたい人もいます。
しかし、お金の話になると旦那は不機嫌になってしまい、「一度断ってしまうと誘ってもらえなくなる、仕事の付き合い方に拘わる」と考えている場合もありますし、「うちの会社は昔からこんな感じでやっているんだよ」「仕事の付き合いに口を出さないでくれ」など昔からこうだったと流されている場合もありますね。
見栄っ張り
自分の収入に見合わない高価な車やバイクを購入し、派手な生活を送ることで、自分を他人に対して良く見せようとする傾向があります。自分に自信がないので自分を必要以上によく見せたい、見てほしい、他人の目ばかり気にしている側面もあります。
付き合っている時には魅力的に映っていた相手も、実際に結婚してみると、それとは異なる一面が見えてくることがあります。つまり、相手の面倒見の良さなどの良い点だけでなく、問題点も明らかになってくるのです。
心が満たされず、趣味にお金をかける
趣味と呼ばれるものの中には、健全な娯楽を超えて、深刻な問題を引き起こすものがあります。
たとえば、収入に見合わない過度な課金や、ギャンブル、リスクの高い投資などは、心の健康を損なう可能性があります。
ギャンブル依存症やネットゲーム依存症などの深刻な状況に陥る前に、早期に対策を講じることが重要です。
このような嗜癖的な行動は、本人の生活や人間関係、経済状況に大きな影響を及ぼす可能性があるため、早めに問題に気づき、適切な支援を受けることが望ましいでしょう。
一人暮らしの経験ゼロ
自活経験のない人は、家計やお金の流れに対して無関心になりがちです。
実家で生活していた場合、一定の貯蓄はあるかもしれませんが、家計管理に詳しい夫は少ないのが現状です。
家賃や光熱費の支払いは想像できても、日用品や医療費、子育て費用など、生活全般にかかる費用は自活経験がない人にとって把握するのが難しいのが実情です。
実家暮らしの人は、お金に困ったことがないため、妻の主張を理解しようとするものの、安易に考えてしまい、その実情を十分に理解できないことがあります。
お金に対する価値観が合わない根本的な理由
付き合っている時はそこまで気にならなかった価値観が結婚した後に合わないと分かる理由はどのようなことなのでしょうか。
お互いに、自分の意見が正しいと思っている
結婚生活において、金銭感覚や価値観の不一致は夫婦の間で起こる一般的な問題です。しかし、このような問題に対して、一方的に自分が正しいと判断し、相手の意見に耳を傾けようとしないことがあります。
話し合いをする際には、自分の意見を押し付けるのではなく、お互いに配慮し合うことが重要です。お互いの意見を尊重し、理解し合う姿勢を持つことで、建設的な対話ができるはずです。相手の立場に立って考え、お互いの感情を共有しながら、お互いの要望を丁寧に伝え合うことが、円滑な解決につながるでしょう。
将来のビジョンをきちんと共有していない
夫婦で収入の使い道を明確にすることは大切で、子供の教育や、家の購入など、お互いの意見を明確にしておくことが重要です。
共通の目標を立てることで、お金を使う際にその目標に沿っているかどうかを十分に検討できます。メリットやデメリットを総合的に考え、お互いの考えを共有していくことが大切になります。これにより、お金の使い道について、夫婦で共通理解を深めることができるでしょう。
お金の使い道は個人差が大きいため、夫婦で話し合い、お互いの意見を尊重しながら、最終的な決定をしていくことが重要です。無駄な出費を避け、大切な目標のために効果的に収入を活用できるよう、総合的に考えお互いに考えを共有し合うことが望ましいと言えます。
喧嘩が嫌だから、話すことをタブー視している
お金に関する夫婦間の対立は深刻な問題となることがあります。しかし、これらの問題を避け続けることは、長期的に考えても解決につながりません。
お金の問題について夫の浪費癖や性格から考えて話し合うことは難しいかもしれません。しかし、それを避け続けることで、問題は深刻化し、夫婦関係にも悪影響を及ぼす可能性があります。むしろ、お互いの立場を理解し、譲歩できる部分と譲れない部分を明確にし、折衷案を探っていくことが重要です。
このような対話を通して、お互いの気持ちを共有し、理解し合うことができる可能性は残っています。そうすることで、お金に関する問題を建設的に解決し、夫婦の絆を深めることができるのではないでしょうか。将来のためにも、喧嘩は譲り合いの精神を持ちすべてをきっちり決めてしまうのではなく、ここは妥協できる、ここは譲れない部分だけど折衷案は無いか、あなたがやると決めたから私は知らないではなく、お互いの気持ちを理解していこうとすれば解決策がみえるかもしれません。
旦那の浪費癖・金銭感覚を治す3つの方法
旦那の浪費癖・金銭感覚を治す方法はあるのでしょうか。
方法として考えられる3つを挙げてみましょう。
高価なものを買うときは、必ず相談するよう約束
ある日突然勝手に高価なものを「買いました」と相談もせずに購入したと告げられ、夫になぜ購入したのか聞いても夫は通帳の残高だけを見て「払えるから大丈夫でしょ」と二人で貯めた貯金なはずなのに勝手に使われると、お金にだらしない印象を持ってしまい喧嘩になった事もあると思います。
そのような事を避けるためにも、お互いが将来のビジョンを共有して話すことをしていれば、ある日突然購入してくる事も減るのではないでしょうか。必ず相談してほしい事を伝え、今の貯金を何に使いたいのかそのための目標金額がどれくらいなのかなど込み入った話を常に共有するようにしましょう。
欲しい物を提案されて頭から否定するのではなく購入すると将来の共有ビジョンにどの程度影響するのか話し合うことはとても大切です。実際相談された際には全て駄目だと最初から言わないように注意してください。
家計の全体像を説明する
話し合う上でまず家計を理解してもらうことが大事です。1ヶ月にかかるお金を項目別に一覧にして全体像をまず説明します。その時に、毎月ではないが自動車保険や毎年旅行にいくのならその旅行代金、帰省するなら帰省費用など年間でかかる費用も計算して入れましょう。
それにプラスして、定年までの間に貯める必要のある教育費や老後資金も分割して計算に入れた方がいいです。これはあくまでもおよそで計算しているので1~3ヶ月に1回少なくても半年に1回はお金の見直しを行う事を前提にしておいた方がいいです。
この説明をする際にはご主人を責め立てるような口調にならないよう細心の注意が必要です。将来のビジョンにも繋がるので「あなたが大好きで結婚生活を続けていきたいから」と自分の気持ちも伝えつつ共有し目的をしっかり伝えましょう。
夫婦小遣い制度・分割払い・別口座の導入
お金の管理方法としては、毎月の生活費としてメイン口座を作りそこから支払いを全ておこないます。
次に貯蓄用の積立口座として大きな目的用貯蓄口座と、臨時に支払う用の口座を用意すれば何かある時に支払える金額を目で見る事ができます。
そして夫・妻とお小遣いを渡します、決まった金額を月1回に全額渡す方法もありますが、毎週渡したりすることで家計をより意識してもらいます。渡すときには「これは○月○日までのお小遣いね」と優しく伝えましょう。
最初は期限を決め導入するのが無難だと思います。最低でも3ヶ月ぐらいは続けてほしいです、理想は半年です。今までのお金の使い方ではとても生活できない事をご主人が実感できれば成功です。
まとめ
金銭感覚が違ったり、旦那のお金遣いの荒さに信用できなくなったり、浪費癖に翻弄され疲れてしまう事もあるでしょう。だからと言って、お金の話をすると不機嫌になり逆切れされて話ができず喧嘩になってしまう事もあるかもしれません。
しかし、話の切り出し方や、話す時に頭から自分が全て正しいと前提で話すのではなく、自分の不安感など「あなたが好きで二人の将来を考えているから悩む事」だと伝えて二人で話し合い、計画してやってみる事が大切なのではないでしょうか。