夫から生活が楽ではないので働いてほしいと言われている妻もいると思います。
家庭はどちらかと言えば貧乏だと感じるけれど、色々な理由から働きたくないと思っている奥さんも多いのではないでしょうか。
なぜ、働きたくないと感じてしまうのか、働かないとどうなってしまう可能性があるのか、節約の方法など考えてみましょう。
生活苦しいけど働きたくない・・・!|主婦がそのように感じる理由とは
主婦が働きたくないと思ってしまう理由をケース別で考えてみましょう。
パートより専業主婦がぶっちゃけ楽だから
各々価値観は違いますが専業主婦は、働きながら家事育児をする事よりも肉体的にも精神的にも楽だとお思いの方もいます。
仕事内容や職場環境など関係なくとにかく「働く」という事を苦痛に感じているのかも。
専業主婦に慣れてしまうと、お金の為に働くという気が起きにくいのではないでしょうか。
自分が働いたとしてもお金が無い状況が変わらないのであれば、働くだけ損だと考えてしまうのかも。
世間体が悪いから|特に50代・60代
これまでお金持ちの奥様だと認識されていたのに、働き始める事で没落したと思われるのが自分のプライドが許さない為に働きたくないと考えている方もいます。
特に50代、60代世代の日本は歴史的な高度経済成長の真っ只中でした。
家庭を持つ女性は専業主婦で家庭を守り、男性が外で働くという構図が当たり前で、働いている女性がいたとしても、優秀なキャリアウーマンか共働きを余儀なくされている女性かの2パターンが多い時代でした。
そういった歴史的背景により、女性が「働く」=「貧困」というイメージが出来上がっていましたので、働く事に対して抵抗感のある方も多いのではないでしょうか。
社会にでる自信がないから
専業主婦に慣れてしまい、今更社会に出ることに自信を無くしている方もいます。
特に大学卒業と同時期か1年も経たずに専業主婦になった場合には、ほぼ社会経験が無いため不安を抱えている場合もありますが、自分より年下の人の方が仕事ができる状態であり、年下が上司な可能性もあり気後れやプライドが許さないというケースも。
その他にも、フルタイムで働く体力や、家事育児との両立を懸念している場合もあります。
仕事以外にやりたいことがあるから
専業主婦の合間に、自分の趣味に没頭していた場合、仕事以外にやりたい事があるから働きたくないという思考が生まれやすいのではないでしょうか。
働く事の必要性を理解しながらも、趣味についてつい考えてしまい「自分の趣味ができなくなるくらいなら働きたくない・・・」と考える方もいるかもしれません。
自分がやりたい事は没頭できても、仕事に関してはモチベーションが上がらず下がってしまう事も。
仕事にトラウマがあるから
以前働いていた時に嫌な思いをしている場合には、それがトラウマの原因となり仕事をする事に消極的な人もいます。
パワハラやセクハラ、いじめ、産休・育休復帰後の対応など、仕事をしていた間に嫌な経験があると働く気持ちを減退させるのではないでしょうか。
働かないとどうなる?経済的生活苦がもたらす3つの悪影響
生活は楽ではないまま働かないとどうなってしまうのか、家庭における影響はどのような事なのでしょうか。
悪い方向に影響してしまう事は分かっていても少しピンと来ない方もいます。
経済的生活苦がもたらす3つの悪影響を解説しましょう。
何をしていても心から楽しめなくなる
生活の苦しさからくる心配事が、ふとした時に頭を過るようになりなる可能性があります。
友達とご飯を食べに行っても金額を気にしてしまい楽しめない。
夜に寝ようと布団に入っても、支払いの事でどうやりくりしようと考えて寝付けない。
旅行に行ってもお金が使えないので楽しめないなど、せっかくのお出かけやイベントを心から楽しめないことでストレスが溜まる原因となります。
ストレスで体調不良を引き起こす
お金がないという事がストレスの大きな原因となり、精神的に追い詰められ、気持ちが沈んだままだと、結果として健康状態にも影響が出てしまいます。
イライラや不安感から自律神経の乱れにも繋がりますし、胃痛や胸やけ、うつ状態などの体調不良を引き起こす原因にもなります。
【子供あり】子供に満足な生活をさせられない
食費や交際費を減らさなければならず、子供に満足な生活を与えられない可能性も考えられます。
自分のストレスから、子供から無邪気にお菓子が食べたいとかあのおもちゃが欲しいなどと要求されついきつく当たってしまうケースも。
子供の生活習慣や健康に悪影響が及び、世代的な貧困の連鎖を生んでしまう可能性もあるのです。
生活苦・貧乏でも働きたくない場合は節約をする!
生活苦だと分かっていてもそれでも働きたくない場合はどうすればいいのか。
節約についての考え方などをご紹介します。
生活を整理する!費用の見直しからスタート
一度買ったもの全てレシートなどで書き出してどれ位使っているのか調べてみましょう。
それを踏まえ必要なもの以外は買わない生活を心がけましょう。
食費は特売日のまとめ買いや安い食材を購入して冷凍保存して使いましょう。
通信費は使用していないオプションを解約したり、家族割りなどを利用して出費を抑えてみてはいかがでしょう。
日用品は安いからとガソリン代を使ってまで隣町に買いに行くのではなく近所のスーパーやドラックストアやホームセンターなどで、いつの日が一番安いのかという底値を探し必要な分だけ買い、衝動買いをしないようにしましょう。
中古に抵抗なければリサイクルショップを利用してもいいかもしれません。
多過ぎる荷物もいざ本当に必要なものが欲しい時に見当たらない見つけられない場合だと2度手間になってしまいますので部屋を綺麗に整頓しておくことも忘れずに。
住む場所を変える・ランニングコストを減らす
家賃が安い地域に引越しを考えてみるのもいいかもしれません。
2LDKの家が東京だと家賃相場10万円の所でも埼玉だと5~7万円ぐらいで選択肢も増えます。
引っ越すか考える際には、必要な生活費はどれくらいなのか、実家に近ければ交通費等が削れますし生活する上でランニングコストをどこまで減らせるのか考えてみるのはいかがでしょうか。
子供が生まれていない場合には、子供を一人育てるのに3000万円かかると言われています。
子供にいくら掛けられるのか、何人までなら余裕をもって育てられるのかを把握し計画性をもって考えましょう。
フリマアプリを上手に利用する
家の中にある、使っていないものや、なくても困らない物もう使わない物などをフリマアプリで販売してみてはいかがでしょうか。
登録は簡単なのですぐに始められますし、出品した商品が想像以上に高値で売れる場合もあります。
どうしても働きたくない主婦が働くことに踏み出せる方法
どうしても働きたくないのか、どうやったら働くことに一歩踏み出せるのか、働くとしてもどのような働き方をすればいいのか考えてみましょう。
働きたくない理由を紙やノートに書く
働きたくない原因を紙やノートに書きだしてみてはいかがでしょうか。
自分のスキルが不安、通勤が辛い、給料が安い、人間関係が面倒くさい、など働きたくない原因が自分にあるのか他人の行動にあるのかを検証できます。
例えば、給料面で不安がある場合、自宅での節約金額と給料から交通費などの必要経費を引いた金額を比べ働く必要のある時間や金額を算出し検証をしてみてはいかがでしょうか。
回避できる事は回避しつつ、取り組むことができそうな職業を見つけやすくなります。
自分に合っていて無理のない仕事を見つけやすくなるのではないでしょうか。
キャリアカウンセラーに相談してみる
キャリアカウンセラーとは、働くことについて支援し、相談に乗ってくれる専門家です。
今までのバックグラウンドをもとに、自分にあった職業を提示してくれます。
自分にもできそうな職業が見つかることで、やる気が出る可能性もあるのではないでしょうか。
一度も社会で働いた事がなく、自分から仕事を探しづらいという場合にもオススメです。
在宅ワークを始めてみる
生活が苦しいけど、パートには行きたくないという人にオススメです。
資格やスキルが必要なものから、いらないものまで様々な物があります。
在宅ワークのメリットとしては
- 通勤時間がない
- 面倒くさい人間関係がない
- 自分の好きなペースでできる
- 子供のペースに合わせることもできる
初心者歓迎の依頼もある為、自身が無い場合にはそのような案件から取り組むと良いのではないでしょうか。
まとめ
生活が楽ではないが夫に言われても働きたくない主婦の方もいると思います。
ぶっちゃけ専業主婦が楽だからと思う方もいるでしょうし、この年齢になって働くと世間体が悪いと感じる方もいます。
しかし働かないと経済的生活苦からくるストレスで体調不良になる可能性や子供への影響を考えると働かなければと思う方もいるでしょう。
一度生活費の見直しをしたりランニングコストを減らす工夫をしてみることで金銭的余裕が生まれる可能性もありますし、自分にあう職業が見つかったり、在宅ワークをしてみることで生活費を稼ぐことができるようにもなるのではないでしょうか。