結婚後、大型連休ごとにご主人の実家へ帰省する機会がありますね。
しかし、その度にご主人や義両親に言いたいことを言えずに悩んでいます。また、義両親の言葉には何かおかしさを感じることもありますが、どなたにも相談することができず、行くのをためらってしまうことが増えてしまいました。
皆さんも同じような経験をされている方がいらっしゃるのではないでしょうか。
行きたくないと感じてしまう事はどのようなものか考えてみましょう。
アンケート結果からみる、旦那の実家への帰省頻度と妻のストレス
GW、お盆、年末・お正月などで当たり前のように「旦那の実家にだけ帰省する」事におかしさを感じたことはありませんか?
なぜ旦那の実家だけ?家の事も出来ていないのに実家に行って何もしないぐらいなら自宅の掃除をしたいと思っている奥さんもいるのではないでしょうか。
いざ行かないと答えても旦那がキレたりグチグチ文句を言われたり、さらには義両親から「今年は来ないの?」など言われると疲れますしストレスにもなりかねませんね。
お盆、お正月、年末年始等、帰省の頻度
実際にご主人の実家に帰省する方々はどれくらいいるのでしょうか。
@niftyニュースの【故郷に関するアンケート】にある【あなたは故郷に1年のうち何回くらい帰りますか?】という質問があります。
最も多い答えは「今住んでいる場所が故郷なので帰省はしない」が最も多く40%で、
次が「今住んでいる場所は故郷ではないが、帰省はしない」が24%で、
結果「帰省しない」と答えた人が64%もいらっしゃるようです。
帰省する人の中でも多いのは「年に1回」で10%となり半数以上の方が帰省しない結果となりました。
実際に帰省している方は3割と少ないですね。
こうやって数字としてみると、ご実家に何度も帰省している方は少ないのかもしれません。
※@niftyニュース 故郷に関するアンケート
義実家への帰省に対する妻の本音
株式会社アスカネットが「帰省」に関するアンケート調査を実施しました。その結果、義実家への帰省について「気が重い」と答えた男性は約7%であり、女性は34.2%という結果となりました。この結果から、男性と女性の間には大きな違いがあることが明らかになりました。
この差の背景には、義実家に対する女性と男性の気遣いポイントの違いが大きく関係しています。
女性は「義家族との会話」に気を遣うことが最も重要であり、2位は「家事の手伝い」があります。一方、男性は「気を遣うことはない」「手土産」と答える人が最も多く1位で、このように、意識の差が大きく、男性と女性の間には明確な違いがあります。
女性はほとんどが義実家への訪問時にかなり気を使っており、その帰省について「気が重い」と感じていることがわかります。一方、夫はその気遣いに気づいていない可能性があります。
※株式会社アスカネット 「帰省」に関する調査アンケート
義実家が嫌い・面倒くさい・憂鬱な理由
では、なぜ女性からみて義実家への帰省を嫌がったり、面倒くさいと思ったり、憂鬱と感じるのでしょうか。
家の中が汚い・物だらけ・ゴミ屋敷の初期状態
義実家が自分の衛生観念とは違うと、家の特有の匂いや、トイレや台所の汚さ、部屋の隅のホコリなどが気になり、受け入れがたいと感じることもあるでしょう。
トイレが汚い場合、なるべく行かずに我慢するしかない場合もあるでしょうし、また、脱いだ靴下が汚れで真っ黒になることもあります。
田舎では、大きな一軒家で義両親の二人暮らしで使えない部屋が多く、息子家族が帰省すると、布団は天日干しにされずにそのまま使われることもあります。その結果、帰宅するとダニやカビのせいで体調を崩すこともあります。子供と一緒に体調を崩すたびに、義実家には申し訳ない気持ちがありますが、何度も行きたいとは思わない人も少なくないのではないでしょうか。
気を遣う事が多く疲れる|生活リズム・話題等
義父や義母、そして親戚の皆さんは悪い人ではないのですが、皆さんが集まると、自分には分からない昔話などで盛り上がり、自分が反応できずに居場所がなくなって疲れてしまうことはありませんか。
また、就寝時間や生活リズムが異なるため、普段夜遅くに寝て朝は程々の時間に起きる自分とは大きく違い、義両親は10時前には寝てしまい、朝も5時過ぎに起床しているタイプの場合、特に手伝ってと言われているわけではありませんが、自分も起きて朝食を作ることを手伝わなければならないという気遣いに疲れてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
普段とは違う生活リズムに慣れるのも大変ですよね。
嫌がらせをする・意地悪で関わりたくない
姑や舅が嫁いびりをしたり、嫌みを言ったりすることがあります。
義実家からは、「○○家の嫁としてはこうするのが当たり前でしょう」といった言葉で掃除や食事の指示を受けることもあります。
また、食事の際には妻には割り箸を使い、ご主人には通常の箸を使うなどの些細な嫌がらせも行われることがあります。
子供がまだいない場合には、「いつになったら孫を考えるの?」や「孫に会いたい」といったプレッシャーをかけられることもあり、これらのことは受け流すだけでも非常に疲れてしまうことでしょう。
さらにストレスなのは、これらの行動を見ても旦那が止めたり諌めたりしないことです。
子育ての価値観が違う・おかしい
義両親の育児アドバイスに疲れてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
子供がいたずらをして叱っていると「小さな子を怒るなんて」と言われたり、窓を開け外気浴をしていたら勝手に外に連れ出し「日光浴とはこうやるんだ」と昔のやり方を強要してきたり、子供に着せている服を見ては「安そうな服を着せてかわいそうだ」と文句を言ってきたりとウンザリする事もおおく、授乳している時の姿を撮影しようとしたりする舅もいます。
義実家への帰省の不安の解決方法
義両親に対し、辛くても自分が我慢すれば・・・といつの間にか心身の健康を害してしまう人も多いです。早めの解決のためにはどのような方法があるのでしょうか。
どの行動・行為が気になるのかを明確にする
義両親とあまりに性格が合わないと、義両親のすべてを嫌いになってしまいます。
感情的な表現ではなく、具体的な言葉で自分の気持ちを整理してみることはおすすめです。
まずは相手の長所と短所を考えてみましょう。そして、相手の短所を自分がどの程度受け入れられるかを考えます。
一度じっくり考えて、我慢できないことだけを相手にハッキリ、もしくは優しく伝えてみてはいかがでしょうか。
旦那さんにフォローをお願いする
義実家については何とかして夫を味方につける必要があります。
まずは、ご主人としっかりと話し合いましょう。
その際に、「私が困った時には、あなたに助けて欲しい」というお願いをしっかりと伝えることが大切です。
ただし、ご主人にとっては自分の実家ですし、妻から色々と言われることはあまり気分の良いものではありません。
一方的に言うだけでは、妻の悩みを理解しようとすることができないかもしれません。ですので、夫の共感力を伸ばすためには、地道な努力が必要です。まずは、しっかりと話し合いをして、二人の意見を合わせてみることも良いかもしれません。
義両親に、思いやりを持って接する
自分から気配りをすることで印象は良くなりますし、義両親との関係も悪くない方向に向かうかもしれません。
ご主人が好きな料理があるなら味付けを習ったり、何かうまく出来ない事を相談することで、相手に敬意を示す言葉で伝えると、信頼関係が深まりコミュニケーションもスムーズにいくのではないでしょうか。
生活習慣の違いには目をつぶる
睡眠時間や食事の時間、生活習慣に関しては、食事の際の配膳方法も家庭によって異なります。
例えば、ある家庭では大皿で出す一方、別の家庭では個々の人に小皿で盛り付けて出すというような、それぞれの家の独自のルールが存在します。
「郷に入っては郷に従え」という精神を持ち、提示されたルールに疑問を持ったとしても、その家庭のルールなので黙って従うことも必要ではないでしょうか。
家庭ごとに異なるルールがあることを尊重し、その家庭の習慣に合わせて行動することは、お互いを尊重し、円滑なコミュニケーションを築くために重要です。
お手伝いを熱心にする
お手伝いをすることで義母との会話も弾み広がる事で仲が良くなるという声もあります。
料理の手伝いは断られたら食事の準備・片づけを率先してやることで頑張る姿勢を見せることになります。
まずは「手伝います」「何かやる事あれば手伝います」と声をかけ何から何までやるのではなく、出来る事からやってみて相手との共通の話題を一緒に作る事から初めてみてはいかがでしょうか。
姑が手を出される事が本当にダメな場合もあるので注意が必要です。
まとめ
義実家への帰省についてあまり乗り気では無い方がいらっしゃる一方で、楽しい帰省になる方もいらっしゃいます。
長時間かけて帰省しても、義両親との付き合い方に疲れてしまい、体調を崩すから泊まりたくないと感じる方もいらっしゃいます。
上手く義両親や親せきと付き合うことでお互いストレスを感じる事の少ない距離感を探す事も大事なのではないでしょうか。
帰省するのであれば楽しい帰省となるといいですね。