3人育児で余裕がない!ワンオペでノイローゼにならない心がけとは?

家庭問題

3人育児でキャパオーバー!なぜ余裕がなくなる?

育児をしていくなかで今でも大変なのに3人目を迎えるとなった場合余裕がなくなってしまいキャパオーバーになってしまうのは何が原因なのでしょうか。

いくつか挙げてみました。

人数が増えるほど細かいケアの手間が倍増して疲れる

子育ては多くの時間と労力を必要とする大変な仕事です。特に、3人の子どもを持つ一人親の場合、その負担はさらに重くなります。子どもの人数が増えれば増えるほど、細かい世話や介助の必要性が倍増していきます。

例えば、3人の子どもの着替え、食事の準備と介助、入浴の介助、寝かしつけ、一緒に遊ぶ、移動時の抱っこやベビーカーでの移動や、体調管理など、日々の生活の中で同時に3人分の細かい世話が重なってきます。加えて、発熱や体調不良時には、さらに大きな労力を要することになります。

つまり、一人親が3人の子どもの世話を全て行うのは、肉体的にも精神的にも非常に大変な作業量となるのです。特に乳幼児期は手がかかる時期なので、子どもの人数が増えれば増えるほど、親の負担は大きくなっていきます。

子どもの要求に応えられないストレスでノイローゼ

子供達が同時に泣いたり抱っこをせがんだりなど様々な要求をしてくる状況は、一人の親が同時に全ての要求に完璧に応えるのは困難です。そのため、どうしても一部の要求を後回しにせざるを得なくなります。

待たされた子供は不機嫌や イライラを示すようになり、さらに手間がかかるようになります。この状況が何日も続くと、親自身も身体的・精神的なストレスが蓄積していきます。夜間も子供たちが交代で起きてくるため、睡眠不足に陥りがちです。

同時に重複する要求に対処することで、親の精神的負担は格段に大きくなります。このような状況が続くと、ノイローゼやうつ症状を発症する親も少なくありません。

その他3人育児で大変だったこと

経済的な出費:複数の子供を持つ家庭においては、子供一人一人に合った習い事を見つけ、それらに通わせたいという願望がある一方で、それに伴う費用の問題に直面する親もいるでしょう。

月謝の支払いが家計を圧迫する要因の一つとなっています。さらに、子供が増えるにつれ食費も増加し、家計の大きな出費となっています。

このように、子供の習い事や食費など、子育てに関連する費用が家計を圧迫することは、多子世帯の共通の課題となっています。

保育園と小学校で行事が重なる:行事が連続する場合は、家族にとって大きな負担となる可能性があります。特に、年齢の近い子供たちが同時期に重要な節目を迎えることは、親にとって大きな負担となるでしょう。例えば、長男の卒園と次男の入学が同時期に重なるような場合です。さらに、それぞれの行事や行事の時期がばらばらであっても、全体として行事の数が多い場合は、親への負担が大きくなっていきます。

お出かけ時に困る:子供が多いと、レジャーを楽しむことは簡単ではありません。宿泊費や交通費などの経済的な負担が家族の人数分かかるため、大きな出費となります。さらに、子どもたちの年齢や興味関心が異なることから、家族全員が納得できる場所を見つけるのが難しい状況にあります。長男が遊園地、次男が映画、三男が公園といったように、それぞれの好みが異なるため、家族で外出する際に全員が満足できる場所を見つけるのに四苦八苦してしまうでしょう。

3人育児はいつ楽になるの?

3人を子育てする場合、子供の年齢差が狭いほど、親の疲労感が高まりがちです。ただ、子供たちが一緒に遊べるような年齢になると、親は少し休憩を取ることができるようになり、親が体調を崩した際にも子供達だけでも遊べるようになるため休息が取れるようになります。

特に重要な節目は、「上2人が幼稚園に就園し始める頃」と「全員が小学生に上がる頃」です。上2人が幼稚園に通い始めると、下の子の世話に専念できるようになり、生活のペースが整いやすくなります。

一方で、長期休暇中は子どもたち全員が家にいるため、再び大変になります。その際は、実家や夫に助けを求めるなど、柔軟に対応することが必要でしょう。

 3人育児にあたる時の心がけとは

3人育児というのは、普通の育児以上に忙しく大変なものですよね。この記事では3人育児に臨む際の心がけについてお伝えします。

パートナーと役割分担を決め、お互いに協力し合うことが重要

3人の子育てを円滑に行うには、夫婦間の密接なコミュニケーションが不可欠です。まずは、それぞれの予定や得意分野を考慮しながら、家事や育児の役割を明確に決めることが重要です。
例えば、夫が家事全般と長男の世話を担当し、妻が料理と次女・三女の世話を担当するといった具合です。

平日の日中は、どちらかが家にいる時間帯に、できる範囲で家事や育児を分担するのがよいでしょう。ただし、この役割分担は固定的なものではなく、状況に応じて柔軟に変更できるよう心がける必要があります。

さらに、可能であれば、祖父母などの協力を得ることで、夫婦の負担を軽減することも検討するとよいでしょう。

何より大切なのは、互いに感謝の気持ちを忘れずに、協力し合える雰囲気を維持することです。夫婦がお互いをサポートし合える体制を作ることで、3人の子育てをより順調に進めることができます。

自分の時間を持つことでリフレッシュする事を忘れない

3人の子育てをされている方にとって、自分の時間を確保することは重要ですが、子どもたちが寝付いた後にも、十分にリフレッシュできないことが多いのが現状です。

そのため、一時預かりサービスやベビーシッターなどのサポートを適切に活用し、自分の時間を確保することをおすすめします。少し子どもが大きくなってきたら、児童館やキッズスペースなどの外部施設を利用して、気分転換を図ることも大切です。

ストレス発散の機会を設けることで、イライラや子どもにあたってしまうリスクを減らすことができます。3人の子育てを行いながら、自分のメンタルを維持することは容易ではありませんが、周囲のサポートを上手に活用し、自己ケアに努めることが重要です。

完璧を求めすぎない

子育ては完璧を求められる作業ではありません。親にも欠点があるのは当然のことで、完璧を求めすぎないようにするのが大切です。子育てにおいては、自分なりのベストを尽くし、小さなミスは許容し、自分を責めすぎないことが重要です。

100点を求めるあまり、親自身がストレスを感じてしまっては本末転倒です。子どもの健康と安全が確保できていれば、それ以外は神経質になりすぎる必要はありません。目に見えて雑な部分は、そのうち子どもが手伝ってくれるかもしれません。完璧主義にならず、多少の乱れは許容する心がけが大切だと言えるでしょう。

子ども同士で助け合えることを目指す

3人兄弟では、子どもたち同士が助け合う関係性を築くことができます。年長の兄姉には、年下の弟妹の世話を手伝うといった役割を与えることで、家族全体の絆を深めることができます。

具体的には、年長児に年下の子供の着替えの手伝いや、食事の準備など、世話の一部を任せることができます。また、絵本の読み聞かせや、一緒に遊ぶなど、年下の子供とのふれあいの機会を設けることも大切です。

このような手伝いを通して、達成感や自信を得ることができます。同時に、兄弟姉妹が協力し合う経験を重ねることで、お互いを思いやり、助け合う関係性が育まれていきます。

まとめ

3人育児は大変ですが、ワンオペで子育てをすることは精神的にも肉体的にも負担が大きいです。

自分の限界を認め、全てを完璧にこなそうとせず、自分の時間を確保し、子供同士の愛情を育むことで、ノイローゼにならずに乗り切ることができます。大変な日々でも、子供たちとの笑顔や成長を見ることで、幸せな気持ちを感じることができるでしょう。

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