不安な気持ちのまま結婚して大丈夫？マリッジブルーとは？
結婚を考えている女性の中には、結婚に対する不安を抱えている方も多いことでしょう。マリッジブルーとは、結婚前後に起こる心理的な変化のこと。マリッジブルーの症状や原因、なりやすい人の特徴をあげてみましょう。
マリッジブルーの症状とは｜涙が止まらない
結婚は人生における大きなターニングポイントであり、多くの期待と不安が同時に生まれるものです。
結婚前は、幸せな未来への期待感に満ちていたはずですが、いざ結婚が目前になると、必要以上に将来への不安が強くなることがあります。
このマリッジブルーの状態では、普段なら気にならないような些細なことでも、つい落ち込んでしまうことがあります。
思わず涙が溢れだしたり、生活リズムが狂ってしまったりと、日常生活への支障を来たすことがあります。
さらに、パートナーの言動に過剰に反応したり、周りの人にも当たり散らすなど、自分でも抑えられないほど感情的になってしまうこともあります。この精神的な影響は、疲れやすくなったり、睡眠の質が悪くなったりと、心身両面に及んでいきます。
マリッジブルーの原因
これまでの独立した生活から、パートナーとの同居生活に移行することへの戸惑いが大きな要因となっています。
自分の名字を変えなければならないことや、親元を離てれ一人で生活しなければならないことに不安を感じるのは自然なことです。
また、結婚直前の女性は、主婦としての役割を果たせるかどうか、あるいは仕事と家庭の両立ができるかどうかを心配しがちです。新しい生活スタイルに適応できるかどうかが不安材料となっているのです。
さらに、結婚式や披露宴の準備が大変で、状招待の作成、ウエディングドレスの選定、会場の手配など、細かな準備が必要になるため、マリッジブルーに陥ることもあります。
特に、毎日忙しく働いている女性にとって、こうした結婚準備の作業は大きな負担となり、心身ともにストレスがたまりやすくなっているのが実情です。 このように、結婚に向けての様々な不安や準備の大変さが、新郎の婦新心に大きな影響を及ぼしていることがわかります。
マリッジブルーになりやすい人
責任感の強い人や、結婚後の人生設計について過度に真面目に考えすぎる人、理想を追求し完璧を求めがちな人、自分のできていないことに罪悪感を抱きやすい人は、マリッジブルーになりやすい傾向にあります。
将来のことは不確定な要素が多く、うまくいかない想像ばかりしてしまうと、不安が募ってしまいます。あれこれと心配になり、悲観的な見通しばかり立ててしまうのです。
また、ロマンチックな期待が大きすぎる人も、結婚の準備をすることで現実のささいなトラブルが目に入り、不安になり、失望に陥りやすくなります。
このように、責任感の強さや理想主義的な性格、不安感の強さなど、個人の性格的な特徴がマリッジブルーの発症につながっているのが分かります。
結婚生活への期待と現実のギャップに悩むことで、精神的な落ち込みを招いてしまうのです。
マリッジブルーの解消法ってあるの？
結婚は人生の大きな節目ですが、その前に不安や迷いを感じることもあるかもしれません。マリッジブルーを解消するための具体的な方法をいくつか紹介します。
信頼できる友人や家族に気持ちを打ち明ける
マリッジブルーは、多くの人が経験する一時的な心理状態です。しかし、一人で抱え込んでしまうと、ネガティブな感情が募り、うつ状態に陥る恐れがあります。
このような危険を回避するためには、身近な人に自分の気持ちを吐き出すことが重要となります。
友人や家族の中には、すでに結婚経験のある人もいるでしょう。そうした人の体験談を聞くことで、自分自身も前向きな気持ちになれるかもしれません。同じような境遇の人の話を聞けば、「私だけではない」と安心感を得られるでしょう。
また、言葉にして気持ちを伝えることで、自分自身の感情を整理し、新たな視点が生まれる可能性もあります。友人や家族は、客観的な立場から建設な的アドバイスをくれる事も多いです。
打ち明ける際は、非難されたり判断されたりすることを恐れずに、素直な気持ちを伝えましょう。理解ある友人や家族なら、あなたの気持ちに耳を傾けてくれ、共感的に話を聞いてくれるはずです。
以前感じた感情や状況を思い出す
結婚生活を始めると、日常的な些細な出来事で気分が沈んだり、イライラしてしまうことがあります。
そのような時こそ、プロポーズを受けた時の喜びや、二人で新しい人生を始めようと決めた思いを思い起こすことが大切です。
お互いを選んだ理由や、相手の良さ、デートをしていた頃の楽しかった思い出など、これまでの関係性を振り返ることで、愛情や期待に満ちた当初の気持ちを再認識することができます。
ネガティブな気分に陥った際は、このようなポジティブな過去の経験を意識的に思い出すことが大切です。
小さな問題に囚われがちな心を、かつての喜びと期待に満ちた気持ちに向けることで、現在の状況をより前向きに捉えることができるはずです。
マリッジブルーを乗り越えるためには、過去の良い思い出を呼び起こし、お互いを選び合った初心を思い出すことが重要です。そうすることで、今の小さな問題はたいしたことではないと認識できるようになるでしょう。
結婚前にマリッジブルーになっても、お互いに前向きの対話をする
結婚生活における不安や葛藤を乗り越えるには、お互いの気持ちを丁寧に話し合うことが何より大切です。
具体的な念事懸項を出し合い、それを受け止め合うことから始めましょう。例えば、「結婚後の生活が心配だ」「お金の管理が不安だ」といった具体的な不安を共有するのです。
そして、前向きな視点を持ち、具体的な対策を立てていくことも重要です。
例えば、「プライベートの時間を大切にしあえる習慣を作ろう」といった具体的な解決策を一緒に考えることで、お互いの理想を共有し、力を合わせて実現していくことができます。
さらに、結婚生活をより豊かなものにするためには、お互いの夢や理想について語り合うことも有効です。
例えば、「子育ての仕方を一緒に学んでいきたい」「老後は○○するのが夢だね」といった明るい未来を描くことで、不安を払拭し、前向きな気持ちを持つことができるでしょう。
マリッジブルーは一時的なものです。不安や葛藤を乗り越えるためには、お互いの気持ちを丁寧に共有し、前向きな姿勢を持ち続けることが何より重要なのです。建設的なコミュニケーションを大切にすれば、必ず素晴らしい結婚生活を送ることができるはずです。
まとめ
マリッジブルーは結婚によって引き起こされる不安や悩みの状態です。マリッジブルーを解消するためには、信頼できる人に打ち明けたり、前向きな対話を心がけることが大切です。自分の感情や不安を素直に話し、相手からのサポートやアドバイスを受け入れ、自分自身を客観的に見つめ直すことで、自分の価値や魅力を再認識することで、自信を取り戻し、マリッジブルーを克服することができます。 結婚は人生の大きな節目ですが、マリッジブルーに悩まされることなく、自分自身を信じ、自己成長を促すために、積極的な対話や自己肯定感の向上を意識して取り組みましょう。
