お正月の際に義実家を訪れると、予期せぬ訪問者が挨拶にやって来ることがありますよね。
そんな時、お子さんたちへのお年玉の配り方に困ることはありませんか?
お年玉を渡したくないと思う理由や、お年玉を渡したくない場合の対処法について考えてみましょう。
そもそもお年玉っていつからいつまであげるの?相場は?
そもそもお年玉は何歳頃からいくらぐらいの金額を渡しているのでしょうか。
大体の相場をテレビなどで見たり、周囲に聞いたりしてなんとなくであげていると思います。
直接、金額を聞くことは聞きづらいかもしれませんし反対に聞かれても困りますよね。
お年玉をあげる期間の相場
お年玉を贈る期間には特定の決まりはありませんが、挙げ始めとして一般的には5歳から小学校入学前後が多いです。
ただし、未就学児には渡さないことも多いと言われていますが、中には贈る方もいます。
一方、お年玉を贈ることをやめるタイミングとしては、高校卒業から成人になるまでが一般的です。
大学生になれば贈らなくてもいいという意見もありますが、関係性や状況によってはまだ贈ることも珍しくありません。
社会人になるまでを目安としているケースもあります。
お年玉の金額相場
受け取る側との関係性によっても決まるとは思うのですが、年齢と共に上がる傾向にあります。
相場は、小学校低学年で1,000円~3,000円、小学校高学年3,000円程度。
中学生は5,000円程度で、高校生が5,000円~1万円程度、大学生が1万円程度と年齢に応じて段階的にあげていく事がおおいです。
未就学児の場合には500円や1,000円程度が多いですが、同額程度の絵本やぬいぐるみなどを渡すケースもありますね。
お年玉をあげる親戚の範囲
多くの方々は、自分の子供に加えて、姪や甥にもお年玉を贈ることが一般的です。
甥や姪にお年玉を贈る理由の一つは、義実家での新年会などで一緒に過ごす機会があるからだと思われます。
また、いとこや親戚の子供、友人の子供にもお年玉を贈る方もいます。
お年玉を贈る範囲は、親戚と正月に会うかどうかや、育った家庭の習慣など、さまざまな要素によって決まると思われます。
お年玉をあげたくない・・・そのように感じる理由とは?
お正月にお年玉をあげると簡単に言っても上げたくないと思ってしまう理由もあるのではないでしょうか。
お金がない・もったいない
子供の人数が増えると、お年玉の費用も増えてしまいますね。
子供たちがまだ小さかった頃は何とかなっていたかもしれませんが、成長するにつれてお年玉の金額も増えていく傾向があります。
しかし、家計的に厳しい状況であるにも関わらず、甥や姪にお年玉をあげたいという人は少ないのではないでしょうか。
実家が遠く離れている場合、帰省するための交通費だけでもかなりの高額になることがあります。
このような状況では、生活費とのバランスを考えると、頭を悩ませることでしょう。
また、お年玉をあげる代わりに、自分のことにお金を使いたいという意見もあるかもしれません。
あげるほど親密な関係ではない
お正月にしかお会いする機会のない親戚の子供にお年玉を渡すことには躊躇する方もいるでしょう。
たとえ姪や甥といった自分に比較的近い関係であっても、実際に会う機会はほとんどないことも多いです。
お年玉を渡す範囲や基準は人それぞれです。身内にしか渡さないという人もいるので、他の人がどうしているかで決める必要はないでしょう。
自分には子供がいないから不公平
もしかしたら、自分たちには子供がいないのに親戚の子供たちにだけお年玉をあげることに疑問を感じている方もいるかもしれません。
親戚の子供たちが成長するにつれて、お年玉の金額も自然と増えていくため、毎年の負担も増えてしまい、お年玉をあげることにあまり気乗りしなくなるかもしれません。
しかし、子供がいないからといって、お年玉をあげないと言うのはなかなか言いづらいというのも事実です。
子供の礼儀作法がなっていない
普段は接することのない親戚の子供たちにお年玉を渡しても、お礼の言葉がなかったり、逆にお年玉をねだられたり、渡した瞬間に中身を数える子供を見ると、進んであげたいとは思わないのではないでしょうか。
しかも、渡した直後に中身を開封され、「これだけ?」と金額に不満を言われる場合もあります。
そういった嫌な経験をしてまで、普段はあまり関わらない親戚の子供にお年玉をあげる気持ちが薄れてしまうのも、無理からぬ考え方だと思います。
一度嫌な思いをしてしまうと、「来年からはもうあげたくない」と思うのも当然でしょう。
お年玉をあげたくない時の対応方法3選
お年玉のお金を工面するのも大変だったり、あげたいと思えない嫌な思いをしたり、しかしいざあげないようにするにもどうやればいいのでしょうか。
旦那と話し合い|値下げ交渉
お年玉の金額を決める際には、旦那と事前に相談すのはどうでしょうか。
会う予定の親戚の子供の人数と金額を計算し、それに基づいて金額を決めるために旦那と話し合うのです。
一時の感情に任せて場当たり的に金額を決めることもありますが、実際にかかる金額を見て考え直すこともあるかもしれません。
その場合、お年玉の金額を減らす提案をしてみるのも良いでしょう。
親戚の集まりに行く回数を減らしていく
お年玉を上げたくない方にとって、親戚との集まりは苦手な場合も多いかと思います。
親戚に会わなければ、子供たちにお年玉を渡す必要もありません。
早めに別の場所への旅行計画を立てたり、外せない用事を入れて会う日を避ける方法を考えましょう。
特に遠方への移動には費用もかかりますので、「経済的に厳しいので今年は参加できません」という理由を作ることもできますね。
お金ではなく物で渡す
お年玉の代わりにお菓子セットや文房具などお金ではない物をあげてみる方法もあります。
金銭的には負担が軽くなりますが、お年玉をもらう事に慣れている子供は複雑な気持ちになる可能性もありますし、更にお年玉をねだられる可能性もあります。
しかし何も渡さないよりは良い印象になるのではないでしょうか。
まとめ
夫婦の間で親戚に渡すお年玉の事で揉めてしまう事もあるでしょう。
渡す相場や年齢など悩んでから渡しても、失礼な態度をとられたり金額に文句を言われてまであげたいと思わない人がいてもおかしくありません。
実際問題として厳しい家計で生活を切り詰めてまで渡そうとは思えませんし、遠方に住んでいると尚更です。
上手く過ごせる方法をよく夫婦間で話し合い、楽しいお正月を過ごしたいですね。