さまざまな理由により、子供のいない夫婦もいらっしゃるでしょう。
その中には、子供がいないことによって生じる悩みもあるのではないでしょうか。
しかし、子供のいない状況でも、夫婦二人で幸せに過ごす方法を模索してみることは重要だと思います。
子なし夫婦でも幸せ?子なし夫婦の3つのメリット
子供がいない夫婦のメリットを確認してみましょう。
経済的ゆとりがある
子育てには、教育費や医療費、食費や保険など様々な費用がかかります。
しかし、子供がいなければ、自分たちのためだけに使うことができ、夫婦で贅沢な趣味や食事を楽しむことができます。
また、老後のための貯金もしやすくなります。実際、子供のいない夫婦の中には、他の生きがいを見つけ、毎年自由に旅行に出かけたり、趣味にお金をかけたりする人も多くいます。
時間的ゆとりがある
子供を一人育てることには、非常に多くの時間がかかります。
例えば、友人関係においても、子供の友人からママ友まで、悩みは尽きません。
また、子供が成長するにつれて、健康や成績、進路など、悩みはますます増えていきます。
しかし、子育てに時間を割かなくても良いため、夫婦は全ての時間を自分たちのために使えます。 仕事に没頭することもできるし、生活スタイルも自由です。 そのため、趣味や夫婦の時間を取ることも容易です。
夫婦の関係を大切にできる
子供が生まれると、女性は特に子供中心の生活となることが多いでしょう。
夫や妻のことをお互い考える余裕がなくなることもあり、誕生日や結婚記念日も子供の誕生日や入学などのお祝いを優先してしまうのは当然です。
呼び名が「お父さん」「お母さん」に変わり、子供の親として見られることが増えることもあります。
その結果、子供がいる夫婦は子供ができてから夫婦としての関係が変わることも少なくありません。
しかし、子供がいない夫婦はそういった影響を受けず、いつまでも恋人感覚でいられることもあります。
子供を作らないと決めたものの、後から後悔するケース
夫婦間で子供を作らないと決め子なし夫婦となったが、後から後悔してしまうケースもあります。では、そのようなケースとはどのようなケースなのか何個か挙げてみましょう。
寂しさ・孤独を感じる
2人きりの生活は静かで落ち着いていますが、一方で寂しさを感じることもあります。
例えば、配偶者がいない時や構ってもらえない時には、一人でいることで寂しさを感じることもあります。
また、年を取ってくると若い頃ほど遊ぶことができなくなるため、退屈さを感じることもあるかもしれません。
生活の単調さからも寂しさを感じる人もいます。
友人たちから子供や孫の話をされて、自分の状況と比べて寂しさを感じてしまう方もいるでしょう。
また、子供を授かりたいと思っていても授かれなかった場合には、子供のいない生活に寂しさを感じることもあるかもしれません。
周囲からの視線
「夫婦の幸せは子供の存在によって実現する」という考え方は、世の中には依然として存在しています。
しかし、子供がいない生活に対する理解を得ることは容易ではないでしょう。
子供がいないだけで「どうしてそうなの?」「なぜ子供を作らないの?」といった質問が多く投げかけられ、また両親からも子供を作るように催促されることもあります。
これらの言葉や視線から傷ついてしまうこともあるのではないでしょうか。
老後の不安
将来的には、誰も老後の世話をしてくれないことに対する不安もあるでしょう。
子供がいない場合、親戚との関係も希薄になるため、より一層孤独を感じるかもしれません。 年を取っていくと、同世代の友人も次々と亡くなり、友人関係も減っていくでしょう。
もしも夫婦の一方が認知症や病気になった場合、一人で介護をしなければならず、老老介護が必要になってしまいます。
夫婦の一方が亡くなった場合、一人で生きていかなければならなくなり、後悔することもあるかもしれません。
子なし夫婦の生きがい|幸せに過ごす方法3選
子なし夫婦が幸せに過ごしていくにはどうすればいいのでしょうか。
夫婦での旅行を楽しむ
子供がいないということで、国内だけでなく海外旅行にも行きやすい状況です。
実際には、多くの子供のいない夫婦が旅行を楽しんでいます。
例えば、月に1回や2ヶ月に1回など、夫婦で旅行の計画を立てて行ったり、キャンピングカーを使って国内を巡ったりすることもあります。
このように、旅行を常に楽しみとして持つ夫婦も多いです。 旅行の予定があると、仕事や家事に向けて頑張ることができます。
また、夫婦2人だけの時間を楽しむこともでき、関係性をより良くすることができるのではないでしょうか。
ペットを飼う
ペットを飼うことで、共通の話題も増え楽しみが増える夫婦もいます。
子供のように可愛がり成長を楽しむこともでき、ペットを連れての旅行など楽しむ事ができます。
ペットとの触れ合いにより情緒が安定したり、ストレス解消にも繋がり癒し効果があるので夫婦も癒してくれるのではないでしょうか。
居場所を作る
配偶者の他に、自分の日常を共有できるような居場所を作っておくのはいかがでしょうか。
ご近所さんや自治会や趣味、職場の同僚や同級生など悲しい事や辛いことを受け入れてくれる場所があることは精神的支柱になります。
配偶者が帰えってこない、構ってくれないときも、仲間がいることで孤独を感じにくくなりますし、配偶者が亡くなって1人になった時も孤独を感じにくいのではないでしょうか。
まとめ
子供がいない夫婦は色々な事情で子供がいない選択をしたご夫婦だと思います。
経済的・時間的ゆとりだったり、夫婦の関係を大事にできる場合だったりと幸せな時間を過ごせる一方、寂しさや周囲の目、老後の不安などの理由から後から子供を作らない事を後悔するケースもあります。
しかし子供がいないからといって必ずしも不幸ではありませんし、夫婦二人の時間を十分に楽しめるのではないでしょうか。