人前で妻をけなす・人格否定する夫|人格否定の言葉の例とその心理

離婚原因

自身の妻に対し、人格を否定的な言葉を投げかけ軽んじる態度を取る人が居ます。公の場で妻を馬鹿にしたり、人格を否定するような言動で、妻の心を傷つけていくのです。

一体、そのような夫の心理とは一体どのようなものなのでしょうか。また、どのような言葉で妻を傷つけているのでしょうか。

旦那から否定される|5種類の心ない言葉と具体例

旦那から否定される場合どのような場面で行われるのかいくつかあげてみましょう。

性格・本質的な部分を否定する

性格や知性、家庭環境に対して否定的な言葉を投げかける人がいるのが現実です。そのような言葉は相手に深い傷を与えかねません。

例えば「お前はダメだ」といった言葉は、相手の自尊心を損なう可能性があります。

また、「親の躾が悪いからだ」と家庭環境まで責める言葉は、相手を傷つけ、さらに両親に対しても失礼な発言となります。 そのような言葉は、相手の人格を否定するだけでなく、相手の内面にも深い影響を及ぼすことでしょう。

相手の良い面を認めず、一方的に欠点ばかりを指摘するのは適切ではありません。

身体的な特徴を否定する

身体的な特徴について否定的な言葉を使う人がいます。

例えば「デブ」「ブス」「ぶた」といった言葉や、「すごい二の腕」「そんな太い足でスカートはくの?」といった表現が挙げられます。

時には言葉に出さずとも、ため息をついて相手の容姿を示唆する配偶者もいます。これらの言動は相手の自尊心を傷つけ、心の痛む経験となります。

行為・したことに対して否定する

行動に対して、度を越えた非難や批判をする人がいます。

例えば、家事や育児を一生懸命行っているにもかかわらず、「なぜまともにできないのか」といった言葉を投げかけられると、自信を失ってしまいます。

また、料理の味付けや買い物の品物についても、「まずい」や「手抜き」などと否定的な評価をされると、次への意欲が失われてしまうでしょう。

このように、自分の努力が認められず、いつも否定的な反応しか返ってこないのは、とても辛いものです。 そのような状況では、自分の立場や気持ちが理解されていないと感じ、ますますやる気を失っていってしまうのは無理もありません。

他人と比較する

他人との比較によって、自身の人格や行動を否定されることは非常に辛いものです。

例えば、「お前は今まで付き合った女の中で一番可愛くない」や「○○さんの奥さんを見習いなよ」といった発言は、相手の自尊心を傷つけ、自信を失わせてしまう可能性があります。

同様に、「うちの母さんのカレーの方がうまい」や「会社の人は子育てしながら仕事もやって完璧なのに、家にずっといるお前も家事ぐらいちゃんとしてくれ」といった比較も、相手に劣等感を感じさせてしまうでしょう。

ステータスを比較する

社会的地位を比較して他者を否定する言葉を使う人がいます。

たとえば「これだから高卒はダメなんだ」「○○大学出身のお前は馬鹿だ」「勤めている会社がくだらない」「お前は田舎育ちだから芋っぽい」といった具合です。

これらの言葉は、自分の優越感を示すためにほかの人を貶めるために発されるのです。
学歴や職場、出身地などの違いを根拠に、相手の価値を否定的に評価し、自分の地位が高いことを主張しようとしているのがその背景にあります。

しかし、そようなの言動は相手を傷つけ、建設的な対話を阻害してしまうでしょう。

妻を人格否定してダメにする旦那の心理・背景

妻を否定したい旦那は、どのような心理なのか、背景なのかを見てみましょう。

他の誰よりも優位にいたい|人を小馬鹿にする

高い自尊心を持ち、負けるのを嫌う傾向のある夫の中には、妻や子供といった身内であっても、自分より優位に立つのが耐えられないと考え、相手を軽んじるような態度を取る人がいます。

「俺に指図するな」といった発言に見られるように、自分の意見が絶対的に正しいと信じ込み、それを変える気はありません。

むしろ、周囲の人間が自分に従うべきだと考えています。

ストレスを抱えている

仕事や職場での様々なストレスを抱えている人の中には、残念ながら、そのストレスを妻や家族に向けて発散することがあります。

上司からの厳しい指導や仕事の進捗が思わしくない際に、その鬱積した感情を妻に向けて大声を上げたりするなど、家庭内でストレス発散をしてしまうのです。
こうした行動は、ストレスの受け皿としての妻への精神的な虐待につながり、最悪の場合はモラルハラスメントにまで発展する危険性があります。ストレスの発散は健全に行うべきであり、家庭内でそれを向けるのは避けるべきでしょう。

自分に自信がない

自信の低さから、自分が優位に立っていると見せたくて妻を軽んじる人がいます。

自分の弱点を相手に隠したいという心理から、相手を低く見る態度を取りがちですが、心に余裕がなく感情的になりやすい傾向があります。

他者と自分を比較することで自己確立ができず、職場などで満たされない自尊心を、妻を見下して優越感を得ようとするのです。

自己愛が強い

自分を特別だと思い込み、他者と自分を比較して自分が根拠も無しに優れていると考えてしまう人がいます。
そうした人は、自分の意見や考えが正しいと固く信じ込み、他者の意見を受け入れることが難しくなります。

そのため、他者を見下すようになってしまいます。また、自分が指摘されることを好まず、相手が間違っていると感じた場合には、すぐに指摘してしまう傾向にあります。

このような思考パターンは、健全な人間関係を築くことを阻害する可能性があるのです。

妻の否定ばかりする夫に対する5つの対処法

否定ばかりされるとこちらもイライラしてしまいます。

はっきり言ったところで聞き入れてくれるとは思いませんし、言い方も色々考えられますので、処法をいくつかあげてみましょう。

右から左に聞き流す

旦那からの言動に対しては、その言葉をそのまま真に受けないよう努めることが大切です。

そうしないと、自信を失い、精神的な不調を招く可能性があります。旦那は自信の無さから妻を否定する傾向にあり、反応がないと不安を感じます。

そのような発言をスルーし続けることで、相手にも上から目線の発言は通用しないことを理解させることができます。このように対応することで、自身もストレスを感じることなく、穏やかな生活を送れるようになるでしょう。

旦那を適度に褒める

夫婦の関係において、夫が妻を見下すような態度を取ることは自分を優位であることを示したいのです。夫が自分が優位であると感じている背景にはさまざまな要因が考えられます。

夫の自尊心を傷つけることなく、妻の立場や気持ちにも配慮しながら、夫を適度に褒めることで、夫婦の関係性を改善していくことができます。

ただし、ほめ過ぎると夫の調子に乗らせてしまう可能性もあるため、話半分で聞き流し、適度な褒め方を繰り返すことが大切です。このようにして夫婦が互いを尊重し合い、お互いの立場を理解し合うことで、より快適な生活を送ることができるでしょう。

その都度注意をする

夫は自分の発言の重要性を認識していないことがあります。

発言に悪意を感じた場合は、その場その場で丁寧に注意を促すことが大切です。
注意する際も、言葉遣いに気をつけて話し合うことをおすすめします。

ためこみすぎると、最終的に感情的な爆発を招くことになります。

性格を根本的に変えるのは難しいかもしれませんが、言葉遣いを改善してもらうのも一つの解決策だと考えられます。

経済的に自立する

一部の夫には、自身が稼ぐことが「偉大」だと考える傾向があります。

しかし、妻が経済的に自立することで、夫がいなくても生活できることを示すことができます。

そうすれば、夫が稼ぐことで偉ぶることが難しくなります。 また、万が一離婚を検討する場合にも、この事前準備は効果的な対策となるでしょう。

第三者に相談する

家庭内での暴言は一般的に受け入れられがちですが、社会的に見れば問題のあるケースは少なくありません。

この状況を当然のこととして受け入れるのではなく、第三者の意見を求めることが重要です。

友人や家族に相談することで、客観的な視点を得ることができます。そうすることで、この状況が適切ではないことに気づくことができるでしょう。

専門のカウンセーにラ相談することも効果的です。カウンセラーは、受けた行動や言動を客観的に分析し、今後の対処方法について助言してくれます。

これらの取り組みを通して、自身の状況を正しく認識し、適切な対応策を見出すことができるはずです。

まとめ

夫からの人格否定に悩む妻は少なくありません。会社や周囲からのストレスから、無意識に人格否定してしまうこともあるでしょう。そのような言葉に傷つく事もあるでしょう。

対応としては、言われた言葉を聞き流したり、適度に褒めて自尊心を満たすのが良いでしょう。一方で、度を越した発言には注意を払い、適切に対応することも大切です。場合によっては、第三者に相談して適切な対応を検討することも一つの方法かもしれません。

重要なのは、自分の価値観を失わずに、冷静に対処することです。妻一人で抱え込まず、周りの理解と協力を得ながら、前に進んでいくことが望ましでいしょう。

 

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